酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

熟成の神秘

大人の遠足第一弾!は山崎蒸留所。

万葉の唄にも詠まれ 千利休も愛した水の美味しい美しいところで この地の魅力にはまらはった創業者 鳥居さんがこの地に蒸留所を構えたのでありました。

そこで 感動したのが 山崎25年。

サントリー創業100周年を記念して1998年秋に特別につくられたウイスキーです。

実は18年と見比べまして あまりの値段の差にびっくりしたんやけど 味わいの違いはそれをはるかに上回る素晴らしいものでした。25年と言えどもいっちゃん若いので酒齢25年ということなので、中には30年の原酒も含まれているのです。それらを ブレンダーが丁寧にヴァッティング(一樽一樽個性の異なるモルトウイスキーの原酒をブレンドすること。)しはるそうな。


なんと江戸の姉御のご友人がこのブレンダ―やそうで その日は会えなかったんですが すごい人らしいですわ。

とにかく その味わいの深さに得も言われぬ感動をしてそして 次に向かったのが パンチさんのお店。

新幹線の時間があるので特別早く開けていただきました。そしたら 気合を入れて最高のお酒を準備してくれてはりました。
熟成について一杯語りました。

ただ 売れ残ったので置いといたらこんななったではなく、目指してきめ細やかな素晴らしい熟成を遂げ得る熟成酒はきっとまれ。そんなお酒がこの店には満載。

うなり声を上げたり 溜息ついたり 笑たり・・・

熟成にふさわしい 酸と厚みがあり それが最適な環境で時を重ねていったとき こんな感動を呼ぶお酒がうまれるんやな。

夢やけど 酒と醸しイベントにパンチさんコーナーなんかあったら 素敵やろな~~~

熟成の神秘にただただ 感服した大人の遠足でした。
東京組と年がらもなく 抱擁したり ボスに高らかにあげてもろて感動の別れ。
お酒を通した御縁にほんまに感謝のきもち。
ありがとうございました。