酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

暮らしっく広場 忘年会

朝市 暮らしっく広場の忘年会が膳所でありました。

場所は近江を代表する日本画家 山本春挙さんの別荘 濾過浅水荘なり。

大正時代の雰囲気を随所に残し、湖岸道路を前にしながらも、静かで落ち着いた空間を保っているこの場所は、趣味豊かだった春挙の遊び心や、ゆったりとした時の流れを味わえる 秘境の空間。


庭が絶景。昔はこの庭が湖岸そのものやったそうな。窓ガラスも レトロでええかんじ。


ごっつおうは 朝市お馴染みさちさんのお弁当。

大根ごはん、イカ墨ピラフ あさりごはん。
鶏の海苔ワサビだれ(これ げっと!)
天然ブリみぞれ煮 (これ 未踏!)
真鯛カルパッチョ。南瓜のいとこ煮。大根飛龍頭 梅人参旨煮。ほうれん草とひじきのクルミ白和えなど 美味しいごっつおう!

お酒は 喜多さんのにごりと薄桜さんの日本晴純米70%。これがまた 伏見出身の参加びとの心をわしづかみにしてくれはりまして、2本とも大絶賛してくれはりましたんや。こんなおいしい日本酒飲んだことない!!!と。冥利につきますがな。


廊下の屋根は 屋形船のようになっていて そのような気分でお楽しみくださいと。


こちらは 竹の部屋。日本文化の真髄ですわ。


この障子は 十五夜のお月さんの日には蹲に映ったお月さんと共鳴し素晴らしい景色となるそうです。

竹の部屋の 箪笥?も すてきや。

之もなにやら いわれのありそうな・・・・

かつての 瀬田の唐橋の欄干!がここに。

こんな空間でええ話が飛び交いました。
朝市のこと 浜大津のこと 大津のこと 原発のこと 音楽のこと・・・


灯台元暗し。こんな近くに秘境あり。