酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

草木染とお酒造り

ひさしぶりの草木染め。アトリエ北国へ。

前回は 白樫を使って染めました。

白樫から こないなピンクが出るなんて・・・およよのよ。

これは シルクのスカーフを銅で媒染。


デザインと素材がええのに色だけがド派手やからと染めるようにもろた 森英恵のワンピースがしっくりええ色合いに変身!

これは鉄で媒染。


そして今日は 茜。2種類の色を出しました。

一つは前回の樫でそめたスカーフを絞りににして重ね染め。媒染は鉄なり。

そしたら こんな素敵な色に!


そしてもう一方は シンプルな茜染め。

お酒と一緒でマニュアルはあるのですが、その時々の湿度とか温度とか 植物の按配とかによって 経験に基づいた知識と感がとても大事。北国先生は まさにプロ!

シルクは ほっといても染まる代わりに
ほんまもんのええ色に染めようと思うとこれが至難の業。
ちゃんと 芯まで色がはいっているか?かといって時間が長すぎると今度は色が濁ってくるのであります。その際際の引き上げ時が 難しい。今回は茜のほわんとした美しいやわらかい色を大事にするために 媒染の量は普通の半分にして 徐々にゆっくり温度を上げていきました。


順調にいかへんときにどうするかが 杜氏さんの腕にかかるのといっしょで染色のプロの腕の見せ所。

深い知識とええ素材と感と温度調節・・・・ほんまに お酒と重なりますがな。