久しぶりに草木染に行ってきました。
高槻 アトリエ北国。
今回はオーガニックコットンを槐(えんじゅ)で染めました。
槐っちゅうのは中国原産で尊貴の木として尊重されており、学問と権威のシンボル。
排気ガスにに強く、伸びすぎないので街路樹としてよく植えられる。
ウイキペデイアより。
日本にもあるのやけど なんとこの開花前の蕾を集めて染めるのでその作業はとてつもない手間のかかる作業。なので 染料屋さんで中国産の輸入のものを使います。(この蕾を乾燥させたものは、止血薬としても重宝なやそうです。)
ミョウバンで媒染をして 絞りをして さらに 銅で媒染をして絞り柄を活かそうとしたんやけど おっと!ミョウバンが強すぎて 銅をうけつけまへん!ので 急遽 鉄を使うことにしました。
以前美冨久さんが 酵母同士をブレンドする時 量ではなくその酵母の特性により 強い酵母が優勢になるのでブレンド比率がとても難しいという事を聞きましたんやけど、草木染もいっしょやな。
またミョウバンは 低い温度では力を発揮しないので ちょっと温度をあげることもポイント
単に銅媒染 鉄媒染をすると 槐らしいパワフルな色に染まるのやけど、下染めにミョウバンをつかうことで 色合いが柔らかになるのです。
柔かい 強い ・・・こんな表現もなんかお酒とダブります。
先生の所ではこのごろ洋裁も盛んで ご自分で織った布を服に仕上げてはる生徒さんもやはりました。
ここに行くと 色々な楽しいお話しが聞けて 普段は日本酒の世界にどっぷりつかっている私にとっては 違う世界を垣間見れる 大事な時間なのです。次はいつ行けるかな~次はシルクとカシミヤのマフラーを染めます。