酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

冨田酒造 お酒選びの巻

さてさて 利き酒になりました。

とみいも交えて いろんな意見が飛び交います。

とみいはどんなお酒造りを目指しているのですかという鋭い質問も。

香りよりも味わいを感じるお酒が造りたいと。

七本槍のお酒は、ほとんどが地元で造られたお米で醸されていて とくに富田酒造は農家アートに関わってはったり・・・その繋がりが太く そんなことも富田酒造の哲学。


また びっくりしたのは エイテイのみが 生と火入半々ぐらいやけど、それ以外のお酒は ほとんどが火入れ酒やそうで生はほんのごくわずかやということ。

小川酒店では 生比率が高く これは富田酒造の本質をわかってへんだんと違うやろか?との思いも・・・


そうして いろいろな種類の中から 迷いつつ 朝市のお酒が選ばられました。

まずは 濁り!夏はにごりどすどす。

この冬 大人気でリピーターの多かった七本槍純米にごり。これがすこ~し 新酒にごり生とは仕込みも変えて、そして夏向きに火入れして時を待ったのがこの 夏にごり。きりりと辛口で旨い!とみいも 暑い夏はこのロックがお気に入りやそう。

そして 今回のとくに注目は、あちらこちらから あんまりおいしいのでいつ出荷されるのか問い合わせも殺到していたお酒。このお酒がいよいよ朝市デビューとなります。内容は見てのお楽しみ

そして もう一本は 5年もんの玉栄の純米。いかにお蔵で寝かせるということが 大変な事かを思い知りました。七本槍は寝かせたらきっと良くなるお酒ですが なかなか寝かせるということは難しい。そんな中で 7号酵母にて5年も寝かせた純米が実は1種類あったのでした。このお酒は間違いなくお燗上がりします!!この2本は 限定のお酒ですので もしかしたら朝市のみのおあつかいとなるかもしれません。

と そして 同じスペックの1年もん。これは 今のある意味富田酒造の看板商品で 5年もんがどちらかといいますと 通向きなお酒・・・としますとこれは やわらかい飲みやすい優しいお酒になるかと思います。とくに 暑い8月の朝市には むしろ こっちかなあ。

ということで メインは1年もん こっそり 5年もんをもっていきますので ご興味おありの方はおっしゃってくださいませ。

とにかく お盆の朝市は目を離せまへん!!

このお蔵の得意な玉栄の純米60%精米シリーズですが それぞれに顔がちがいますのです。どうぞお楽しみに。

冨田さんと蔵の人々 朝市すたっふ ご同行させてもらいました皆様のそれそれの個性がええリズムを奏で とても充実した意義のある蔵訪問となりました。皆様ありがとうございました。