酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

しみ滋味のお酒選び

さて真剣なお酒選びとなりました。

いつまでも呑み続けられる そして肴が欲しくなる 加水火入の 滋味やけど美味しいお酒・・名付けて しみ滋味のお酒。

いくつかのお酒が選ばれまして まずは 常温で。そして続いて お燗・・・さらに お鍋をつつきながら・・・と 3パターンの場面でお酒を選びました。


金亀の90%は いつまでも呑み続けられるという意味では はずれてしまいましたが 久しぶりに味わったこのお酒。おいしいし楽しい。蕪のごま油で味付けした肴に おもしろいマリア~ジュを。


北海道展で お酒にあうごっつおうを買うてきてくれはって文句なしにあいますがな。
ゆで卵は利助さんの卵。ごっつい!!

枝付き干しブドウやこの干し柿が 日本酒に合わせるととてもたのしかったです。薄桜のお燗に合う合う。

中には 合わへんことはないのやけど、ばっちり合うというところまではいかず、なんか垣根のようなものがあって 平行線みたいなお酒もありました。

里山火入は お燗をつけると 冷のときにはかくれていた吟醸香吟醸味となって甦ってきよりまして これは不思議や。


そばうちおじさんお手製の 干し柿.今宵大うけでした.枝付干し葡萄もね。

お燗冷ましも冷もどれも 目立たへんのやけど 地味滋味にええお酒は 万丈一致で 初桜本醸造でした。

浪乃音 超辛口は 熱燗するとぐ~~と味が引き立ちますが 中途半端な温度やと いまいちになるので ピンポイントのお燗に要注意や。

北島は、あひるちゃんたっての要望で完全醗酵辛口の火入をたのんでたんやけど最後の一本らしく 後は新酒になるそうな。これは若すぎやろ・・・なので、ここで選ばれても朝市にだせへん。ということで 専務さんおススメの 無農薬75%精米の純米火入れを~。これもええやん。専務さん曰く 産まれた時は味に幅が無く 普通酒に混ぜる運命になるかと思ってはったんやけど このとこころぐ~~んとええ感じに。しかも あと40本やそう。これは れあもんの上に60度くらいのお燗が美味しい。お燗冷ましはさすがに・・・・やったけど お燗幅もかなり広し。

ふふふのふ。そんなんで ああやこうや言いながら いろいろなお顔の 滋味滋味のお酒 初桜本醸造 浪乃音超辛口純米 薄桜純米 北島無農薬75%純米の4本が選ばれました。

冷やだけで利き酒するのと お燗&料理と共によばれるのとは ほんまにこないに違うのかと思いました。

朝市のお酒選びでは なかなかお燗をつけたり 肴とよばれることは難しいのですが そういうことを意識してえらばなあかんなあと思いました。