酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

山村さんと岩崎さん

昨日一昨日と陶芸家さんが続けてご来店。

まずは信楽 秀山陶房の山村秀和さん。


私が大好きな 青灰釉のお皿をもってきてくれはりました。
奥の方に 美しい青色も潜んでいる複雑な色で 飽きがこない 使うほどに好きになるうつわです。
奇をてらったところがなく そうかといって可も無く不可も無くといった感じではなく、なんともいえへん品を感じさせる素晴らしいうつわです。
今月末から 大阪帝国ホテル ギャラリー尾山での個展にむけて ますます気合をいれてはります。


そして 翌日は 木戸の岩崎政雄さん。

今回 よしぶきギャラリー 愉楽のギャラリーのオーナーでもあります 奥様の岩崎美知子さんが きてくれはりました。



一軒 奇抜なもように見えますが 盛りつけたり 触ったり 使っていくうちにその 使いやすさと魅力にはまり始めます。

オーブンも 食洗機も使えるそうです。

どちらの器も 素敵素敵・・

岩崎さんの師匠 河島浩三さんは 晩年にはすっかり目がみえなくなったにも関わらず 心と魂で轆轤を引いてはったそうです。荒木義隆さんも 河島さんのお弟子さんで 岩崎さんと荒木さんは兄弟弟子やそうです。

美知子さんは ご主人の山帰来の器をみて すっかりほの字になり ご結婚されたそうです。

いつもご一緒の山村さんご夫妻も 岩崎さんご夫妻もほんまに 仲がええ。そしてご主人の人となりと 産まれる器をこよなく尊敬し 愛してはるのが伝わってきます。また それぞれのお子さんもなんともいえへん ええお子さんなんですわ。


やっぱり 人やなあ~

小さい酒屋のなかの ちいさな器コーナーですが、お酒同様 ちゃんと作り手の顔の見える器を 心を込めて売らせていただきとうござります。器のことも もっともっと勉強せんと・・・・・