酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

板橋文夫&季政美ライブ

板橋文夫&季政美のライブ IN 奏美ホール。

ライブの話しは聞いてはいたんやけど 無理やな・・・・・・と ちらしを握りしめつつ あきらめてたんや。

そしたら らっきいい!企画者さんから ワインの注文が入りまして きゃっ!!いけますがな。

そんな 嬉しいタイミングで板橋文夫のライブに行ってきました。

(そういうと 昨年も同じくワインのおかげで 伺うことができましたおなじく 板橋さんトリオでした。)

今回は韓国の季政美(いぢょんみ)さんとのセッション。

聞くものの魂をさらっていく 疾駆するジャズピアニストとして 有名な 板橋さん。激しく どこかに逝ってしまいそうなくらいのど迫力の後の 優しく柔かで繊細なピアノもまたええ。

いぢょんみさんの 音楽も素晴らしかった。深く心に届く声。在日韓国人2世なので 韓国の民謡やチャンゴという楽器を使っての雨乞いの歌も エヘイヨ―という言葉も ぐんぐん心に響きました。どの歌も メロデイも詩もしみじみ。

ほんで 普通なら歌にほっこり寄り添うはずのピアノが 板橋さんにかかると 挑戦的で 尚且つ いぢょんみさんも勝るとも劣らぬ熱い心意気で なんか 不老泉のお酒と先日の豚の血を固めたサングイナッチョみたいな 強烈なまりあーじゅでした。

二つのたぐいまれな個性がぶつかり合って 不思議な化学反応がおきまして なんかすげ~~~~~かっけ~~~~~~~~!どんどん高いところに上がって行くような 素晴らしい時間でした。

後でみたら 板橋さん東北の支援にもかなり精力的に動いてはりまして。いぢょんみさんの生き方も 深く、屋久島の山尾三省さんに影響をうけはったというところも 素敵素敵。 

今日のお二人は音楽を越えて 国境を越えて根っこのところで深く繋がっていて なのでこのような素晴らしいコンサートになったんや。



先日のワルキューレといい このライブと言い、魂がほんま 揺さぶられました。

ブラヴォー~~~~~~や。

使って頂いたワインは安くて美味しくて 万人に受けるDBという愛称で呼ばれている オーストラリアのワインでした。

シラーズやけど 太陽が燦々と輝くところで生まれたので まろやかで飲み易く それに果実味豊かなカベルネソーヴィニヨンがブレンドされた ヴァランスのよいワインです。白はセミヨンとシャルドネ。はつらつとした酸味と爽やかな味わいで どちらも好評でした


音楽って ええなあええなあ。

初めて参加のおっとも すっかりはまって 後ろで叫んではりました。
俺もこんな生き方がしたいやて。

ほんま 全身汗びっしょりになりながらの 熱い激しい演奏といぢょんみさんの心洗われる歌声に感動や。