酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

共鳴!

大七杜氏さんの長編小説を読み終えたところに、白州正子さんの本花日記が。

ないすなタイミングは人徳なり。感謝!

これまた感動や。

お花も花器も白州正子さんの世界が素晴らしく、心の根っこのところで、感動。

ほととぎす、あけび、都忘れ、木蓮など、生けられたお花や木も私好みのものばかり。

嬉しさと同時に、お店の前の野草も、もっと美意識をもって飾らな

お酒も器も花も、気配を感じ、心眼で感応すること。
そのために、自分を磨き練り上げ、高めていかなあかん。

ふぁじーであることも大事にしながら、揺るぎないものをもっていないと、足をとられて転ぶ。

また、好きなものととことん付き合っているうち、相手のほうから教えてくれるそうや。

そして楽しみながら付き合っていくうちに、それぞれが素敵に共鳴しあうから、その瞬間を逃さずに。

まだまだ私のちっぽけな人生には、知らなかった美しいもんがいっぱいありそうや。

お酒も器もお花も色も、ちょっとづつ共鳴させて行きながら、これからの人生ぼちぼち歩いていきまひよ。

この他にも、今森光彦さんの別冊太陽や、吉岡幸雄さんの草木染の本も貸してくださり、日本酒の難しい本とよい塩梅に間に挟み込むことで、退屈なはずの入院生活がほんまに充実!ありがとうございました。

店にはすっかり迷惑かけましたが、もう帰りまーす