酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

妹 外泊!!!

実は 双子の妹は、3か月前に 再生不良性貧血という診断をうけて 無菌室にて病魔と闘っていましたんや。

双子やし 骨髄移植も喜んでするのに妹はそれは全く受け入れず 大変な3ヶ月でした。

 最初は完全無菌室で ご飯もサランラップをぴち~っとかけられ、私らが入るときも 2回手を洗いうがいをして 服と帽子をつけて入室。トイレも部屋の中で 部屋から一歩も出られへんという状態やったんです。

けど 思い切り前向きな妹は 毎日ラジオ体操を4回もして ステッパーを踏みながら 日本酒とワインの本をむっちゃ読み(ワインアドバイザーの勉強も!)、息抜きに オペラの本とDVDを堪能し。そんな 前向きな気持と多くのひとたちの祈りが通じたのか ぐんぐん血球が増えていきました!!

病名を聞き さらにステージが5と聞いた時は はっきり言って動揺しつつも 死も覚悟しました。もう きわきわでした。

でも良寛さんのことばのように それもよかろう・・・の想いで そして 大丈夫大丈夫の想いですごした3ヶ月間でした。

主治医の先生も皆さんええ人で、しかもワイン好き 日本酒好きで、妹を支えてくれました。そんなお医者さんも看護師さんも掃除のおばちゃんも 皆さん病室に入ってくる時、にこにこしながら入ってきはって、それも妹は嬉しかったのです。面会謝絶やったので 妹にとっては家族そのものやったそうです。

そして どんどん良い方向にむき、 奇跡が起きて 今日は初めての外泊!さらに、来月頭には退院!

最初は今月末に退院できるという話もあって 不老泉ののみきりにも行きたいというたんですが さすがにここは ええ子やとはいえだらけ!!なので それはやめときよしということで断念。

ほんまに よかったよかった。そんな中にも色々な人の死や病と向き合い、生きてることについて考えました。

ほんで・・・・やっぱり 生きてるうちに楽しまな。美味しいお酒吞めるうちに飲まな。 と同時に 心を込めて丁寧に生きな・・・・と しみじみ。

今なら言える 妹の人生の大事件。支えてくれはった皆様 ほんまに有難うございました。