酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

ながらの座座

音楽づいていまして。 去る日曜日、ながらの座座で 素敵なコンサートに行ってきました。

Ensemble ZaZaによる五重奏曲のライブ。佐藤一紀  谷本華子・中田美穂・金子鈴太郎・平野朝水・吉田誠の5名のアンサンブル。

曲はボッケリーニ:弦楽五重奏曲「マドリードの夜警隊の行進」/モーツアルトクラリネット五重奏曲/シューベルト:弦楽五重奏曲 テーマは黄昏の音調(メロデイ)。全て五重奏曲で、モーツアルトシューベルトも晩年の曲なので テーマは黄昏の音調(メロデイ)。

弦楽四重奏曲は長くて重くて地味やそうですが、本当に命を注いで書いたものなので、プロは一生に一度はやっておきたい、おくべき曲なんやて。

あんまりええお天気やったので 急遽 庭で演奏しはることに!

金子鈴太郎さんがおっしゃるに 池の水面や 見上げたらきらきら輝く 木々の葉っぱや 背後の苔むした土 すべてが素晴らしい音響を創り上げているとのこと。素敵素敵!

が しばらくすると にわか雨が降ってきてえらいこっちゃ!慌てて室内楽になりました。

が 雨が止みまして、後半 再び庭でのコンサートとなりました。

鳥のさえずりやセミの声と共に聴く弦楽四重奏曲なんて なかなか体験できるものではありません。

むちゃ間近で室内で 音楽を聴けたのも 素晴らしい古庭園での演奏を聴けたのもどっちもらっきいでした。


超多忙な6人のアーテイストが年に一回だけ 座座で行う合宿とコンサート。自分にはないアイデアに出会えるのが一番面白い。自分の音と皆の音がまじりあう中で導かれながら自然に私たちの音としてひとつになっていく悦び深みが醍醐味やと。合宿はアスリート並みで、頭から煙が出るくらいの超ハードスケジュールやけど、メンバーが出す音を、耳と心を澄ませて一生懸命聴くことから見えてくる道と 心地良い充実した疲れがたまらないそうです。
 
音楽のことは ほんまにわかりませんが ただただ 心地よく 至福の時間を過ごさせて頂きました。 ご一緒した友人は音楽通なのですが、この空間や建物も含めて いたく感動してくれまして よかったよかった。

お互いの音が溶けあい素晴らしい音楽が生まれた時 背筋がぞくぞくすると言うてはりましたけど どこかで聞いたことばや。そうや!日本酒と料理がぴったり合うたとき 背筋に衝撃が走る!!と同じなんや皆繋がってます。