酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

喜楽長 のお蔵へ朝市のお酒決めに

今月の朝市喜多さんへお酒を選びに行ってまいりました。八風街道と呼ばれている街道沿いにあります。

いつもながら 味わいのあるたたずまいのお家です

新しい杜氏さんをご紹介いただきました。四家さんとおっしゃる方で いかにも温和そうなええおひとや。

さて 真剣なきき酒たいむになります。近いうちに喜多酒造を継がはる娘さんも同席。
一生懸命めもってはります!

いつもながら悩ましい選択でした。

浅見さんが遠田さんといっしょに かなり苦心して選んでくれはったラインナップなので どれも美味しい!きちんとリスト表まで作ってくれてはります。

23BYの吟吹雪 純米吟醸とこのおにいちゃん 25BY吟吹雪 純米吟醸。けど ちょっと酵母がちがいますのや。25BYは実は六方で これは明利酵母と金沢酵母でそれぞれ醸されたお酒を絶妙にブレンドされています。

そして23BYのほうは ブレンドする前の金沢酵母のみのお酒なのです。

25BYの金沢酵母のみのもありました。

あとは 純米大吟醸のBY違い

普通酒本醸造

18号酵母の純米 明利酵母の純米香り系 はどちらも六五%精米

23BYの特本

倖屋の会では料理に合わせることがだいじ。朝市で選んでもらおうとするには試飲してもろたときに インパクトがあったほうがよいのであります。もちろん、家に持って帰ってもろた時に、美味しいことが前提ではありますけど。

蛇の目猪口で呑んだ時に ちょっと欠点に思えたお酒が 透明の薄いグラスにいれるとよくなったり、さらに 喜多さんのバカラのグラスにいれると よりおいしくなったりの 器マジックもあじわいつつ。

ふつう酒も本醸造もうちのみにはええお酒や。けど 並べて売るのはちょっこし・・・可愛そうかも

酔虎さんや喜多さんの興味深いけど むずかしかったり 感心するこめんとを聴きながら 迷い迷いつつお酒を決めました。

そしてそして 23BYの吟吹雪の純米吟醸と六方・・そして 純米大吟醸を恒例サーマルタンクから量り売りをさせていただくことこになりました。

23BYは二年寝ていてまあるく円熟。けど 単体でもたのしめるお酒です。

そして25BYのほうは ちょっと若い渋味が 逆に料理をあわせたときに生きそう。

コスパに優れた純米大吟醸はサーマルタンクでよりフレッシュに鮮烈に楽しんで頂きます。

決まった後は 肴なんぞも運ばれてきまして 興味深い奥の深いお酒談義になりました。

遅くまで有難うございました。そして 朝市はよろしくおねがいします。