酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

雨垂れ石を穿つ 十水仕込

十水仕込み、小川酒店で異例の大人気でして 2000本限定なので 無くなるのではとおそれていたら、やっぱり案の定 在庫品薄!やて。

しゃあない。こんな美味しいのやもん。そら 人気を博しますわ。

このお酒は 今まで辛口!と言うてはったお客さんが ぎゃふんと目から鱗が落ちる・・・キレの良い素晴らしい甘口のお酒でもありました。

そして 今日妹が京都新聞を持って来てくれました。雨垂れ石を穿つ 十水仕込の記事で、毅社長 あっぷで写ってはります!

里山保全も含めて何かの形で地域貢献したいと言う想いが書かれてありました。

滋賀のお蔵は こういう気持ちのひとがほんまに多いと思います。ほんで お酒もどんどん美味しくなっていくのやと思います。

「酒造りではキレのある味と情景が見える事。この酒がなぜ存在するのかという アイデンテイテイーを持つ賞品は時代が変わっても飽きられない」という毅さん。

このアイデンティティちゅう意味が分かりにくかったのでしらべてみました。他人と比較したりするものではなく、自分自分が自信をもっていること、自分自身のよりどころになるもので、時代が変化したり色々なことがあっても変わらない普天的なもの・・・のようです。

PB商品はお酒そのものとは別に 何らかの想いがあって生まれるのやけど、その想いとお酒の質が確かなもんやないと 時代と共に情熱も薄れてきて自然消滅となることが結構あって、実際そういう商品を多く見てきました。

是非ともこの雨垂れ石を穿つのお酒は 長く愛されるお酒になって欲しい!し、きっと なってくれると思います。


世の中を変えていくのは、大きな力よりも、小さくても持続していく力なのやともいえるのやろな。こつこつこつこつ、じっくりゆっくり・・・やな。