酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

生乍自由

佐藤さんがご来店。

今大人気の梅の酔と「純米吟醸 生乍自由」を持って来てくれはりました。

 

梅の酔はフェミナリーズ世界ワインコンクール 日本リキュール部門で金賞も取ってはりますが、そういうことがきっかけでお買い上げになったお客様が、美味しいからとリピートしてくれはる梅酒です。以前は青梅で半年をかけて醸しましたが、完熟梅を3か月で醸す方法に変えたところ、すもものような柔らかな甘い香りと芳醇な味の広がりがうまれたそうです。キレもよく心地よい余韻もお楽しみいただけます。

 

そしてそして今年生まれ変わった生乍自由、今年は多酸性酵母を使用。

長浜は硬水で、湖濱のお酒は9号なのでそのままでよいのですが、新しい生乍自由は、やわらかさと軽快さを出したいと。そこで、軟水に変える機械を補助金で購入し、3段目に仕込む水だけは、軟水にしはったそうです。

リンゴのような清々しい果実香とフレッシュな口あたり、スッと消えるスムースな味わいが特徴で、ポン酢を使ったお料理、湯豆腐やアユの塩焼きなどと抜群の相性をお楽しみ頂けます。

最初は思うお酒ができず、苦労を重ね、悩みながら、ようやっと4年目に納得のいくお酒ができたのやそうです。

目の綺麗な佐藤さん、応援したくなる人です。

 

中村佳代さんいろいろな良いご縁を紡いではる。佳代さんの字も素敵!