酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

不老泉 利き酒

さてさて 利き酒にはいります。

興味のあるお酒を出させていただいたら あれれ!えらい数になってしまいました。

皆々飲み頃ですよ~~~と 今小川酒店でお勧めしてはいましたが お蔵にきて実際利き酒しますと それぞれの顔がちゃんと見えてほんまに来てよかったです。

杣の天狗は 今飲み頃であるのにほとんど完売、唯一 朝市用にだけ分けて頂けるということで まずはこれに決定。誰からも愛される分かり易い美味しさ。フレッシュで辛口やのにおりがまろやかにまあるく感じさせてくれます。

今回選ばれへんだけど 美味しい!うちで自信を持ってお嫁に出せると思ったのが 木桶純米大吟醸とよしのぼり(たかね 特別純米生原酒)やわらかな 木桶の良さがええ感じででていますし、よしのぼりは 地味やけど味わい深いええやつ。

赤ラベルひやおろしはむちゃええ感じやし 癖が赤ラベル三年熟成にくらべると丸くなって飲み易い。が 不老泉お得意のお燗をつけますと やっぱりあのパンチの利いたこれぞ不老泉三年熟成は癖はあるけどほんまもんっちゅうかんじや。どちらも違ってええのやと思いました。

むらさきは絶対お燗が美味しい!けど かなりのくせもので間口は広くなくて マニアックやろか?
いとがーさんだいすきやし

酒母四段は今味が乗ってきてええ感じや。面白いことにお燗すると独特の香りが出てきてこれは賛否両論。これええなあという人と ひやの方がええという人あり。

渡船がおもしろいことになりまして、ここは渡船の種類が生半可やありまへん。
21BY 23BY 25BY の火入れ 24BY 25BYは生 さらに25BYの速醸純吟初しぼりっちゅうのもありました。

そして それぞれ違うのです。どれも美味しいけど。

なので倖屋さんの会では 渡船の垂直のみを楽しんで頂くことになりました。

倖屋の田中さん 全国大会でチーム優勝 個人六位というええ成績で、ますます進化してはるので、今回はお祝も兼ねての 面白い宴になりそうです。朝市の日の夕方 四時から始まります。

渡船21BYは固い齢で今もゆ~~っくりの熟成をしていて とてもクリアで完成度高し。けど 23BY 朝市すたっふが大好きな心地よい酸が魅力やったので こちらに決定しました。

さらに24BY生もとってもおいしかった亀さんですが 24BY火入がまた魅力で これもええなあというてましたら、最後の一本の23BYをもってきてくれはって やっぱりこっちの方が深みがあってええやん。しかもこれは小川酒店に三ケース隠し持ってるれあもんがありますがな!ということで決定。

なんやかんや云いながら 迷った末にこの三本が決まりました。

浜大津こだわり朝市も そして 全国大会チーム優勝の田中さんのやはる倖屋 朝市のお酒を楽しむ会もどうぞどうぞお越しくださいませ。