昨日当番でいってきたアトリエ北国作品展。
染を初めておそろしく長い年月が経ちまして 成長ぶりはおいといて 25年もなりましたんや。
その頃からのお付き合いの生徒さんもやはるかと思えば 今年入らはった生徒さんもやはるのですが どの方もまたお客さんも ええ人ばっか。先生のお人柄やろな・・・
お酒友達ちかこさんも 急成長で期待の織人です。ちかこさんはあの有名な旬眞庵で料理も長いこと習ってはって、ほんま色々達人なのです。朝市お馴染みのご常連さん ふくもとさんの奥さま まさよさんも美しいお着物姿で来てくれはりました。ありがとうございます!まさよさんは ご自宅で着物の着付けをしてはって、むちゃ評判の良い教室やそうで ちかこさんはその生徒さんでもあります。着物・・・・ええなあと 今回改めて思いました。
阿仙に 蘇芳をかけた北国先生の見事な作品。ここまで透明感のある草木染めは先生ならでは。拍手喝采!
これも北国先生ご夫婦の傑作。史朗先生が5種類の染料をつかって重ね染した絹を 和子先生が複雑な模様に織り上げます。黒っちゅうのは 深い世界でこれは喪服になるそうなんですけど こんな喪服を着たらきっと大勢の中でひときわ際立つやろなあ~~光にかざすとほんまに色々な色が見え隠れして美しいのであります。
これも好き好き!ちゃんと売約済みになっていました。
この着物も圧巻でした。濃い紫はロッグウッドという染材で最後に全体をピシッと引き締めています。
そやけど お酒といっしょで どれも綺麗=美味しいのやけど 一方シビアに見て欠点をあげていくとそらもう厳しい世界や。売れる売れへんもやし それとは別にええかそうでないか。これも 嗜好品なので 好みと言えばそれまでやけど 好みを越えた一定の評価もあるわけで。さらに 時代の流れ…流行もあるわけで。
それを追求していくと 細~~~い糸で繋がっている成長せえへん私なんかすぐにアウトなんやけど、おおらかにみて やっぱり楽しかったら これもよし。まあええかもありいの。
と何いうてるかわかりませんが 色々考えさせられる二日間でした。
JR高槻駅西口から歩いてすぐの黄色い建物が目印。とにかくにかく、素敵な作品が並んでいます!!!