酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

アトリエ北国 藍染

アトリエ北国に藍染に行ってきました。


これは他の生徒さんの布。
敢えて浅黄色に染める時は 薄い方の藍の液を使います。

湿度も高くなくて すんばらしい晴天!心地よい風が吹いていて、絶好の藍染日和。
で 私は濃い方の液。チュニックを藍で染めます。

酸化させながら 浸して干すを5回くらい繰り返します。

親指の腹を使って ぎゅっとぎゅっと中に染み入るように揉み込みます。肩に力を入れたらあかんのです。
そして 仕上がりました!

板締め

搾り2種類

これは 先生に軌道修正してもらいながら。まだまだ 修行が足りまへん。とほほ・・・

北国の藍は天下一品。なので 褪せてきたときの色がまたよいのです。

木綿染では 北国先生の一番弟子の松坂さんも はるばる岐阜県から来てはって 貴重なお話しを耳をダンボにしながら聞かせてもらいました。

木綿を染めるのはひときわ難しいのですが 松坂さんの色は深くて美しいのです。

木綿をここまで染められる人は そうはやはりません。

媒染剤というのが草木染には必要なのですが、北国先生は その分量も前は計っていれてはりましたんやけど この頃は計らず勘を使って入れはります!マニュアル通りにはいかないのが 草木染の世界。

お燗のプロの人が温度計に頼らず 泡の様子や匂いで判断したり 杜氏さんがもろみの顔(つら)をみて 判断したりするということと 重ね合わさりました。

作品展が終わりまして いろいろ談義。ものつくり…染めたもの織ったものを 使い勝手が良くて美しいものに仕上げ お客さんが魅力を感じるような展示をして そして売る・・・・お酒も一緒やけど それぞれに簡単な事ではありません。時代の流れもあるし 価格のつけかたも 高すぎても安すぎてもあかん。

また 売れれば良いのかというと そうでもなく 売れなくてもええもんはええし。

久しぶりの日曜日 普段お店に立っているのとちがう空間で 布や色の話しをするのは これまたとてもええ時間でした。

いつ辞めようかと思いながら 細々と続けている染。やっぱり ほそ~~~く ながく 続けさせてもらいまひょと思いました。