酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

神開 ひしゃく酒

神開 ひしゃく酒が小川酒店でえらいことになっています。

吟吹雪 60%精米 7号酵母

お奨めしたお客さんから 感動の声が止まないのです。

暮れに頂いて私らも絶賛はしていましたんやけど こんな大人気になるとはびっくりです。

一般のお客さんも そして 料飲店のお客さんも・・・・・
ものすごくよかった!まだありますか? というお声。

垂口からひしゃくでひとつひとつ手で直汲みしているので 鮮烈!
そして 旨味が広がり その後に感じられるしっかりした酸がまた魅力

海老蔵さんにこの美味しさの秘密は何なのか 尋ねて見ましたら、後半上槽の5日くらい前からの経過が とてもとても緩やかで良い流れやったそうなのです。しかも 酸度2、0 アミノ酸 0、9という池田杜氏が目指した着地点にばっちり。

あるお蔵の方がこれをのまはって 7号酵母の60%で どうやったらこのような上品で素晴らしいお酒ができるのか 驚きやと感嘆の声!を発しはったそうです。

吟吹雪はこのごろ滋賀で良くつかわれていますが 吟7(吟吹雪の7号酵母)というのは、どこもやってはらへんそうです。

そしてこの吟7・・・・7号酵母は熟成に向く酵母なので そして酸があるので 秋口までおいておくと素敵な風格も出来ていて また違った素晴らしいお酒になるそうです。秋口には お燗あがりもしそう。これはなんとしても秋口までおいとく分も確保せねば

みなさま 出方がすごいみたいなのでお早めにどうぞ。

また暮れから人気を博していた 一番汲み これもまた魅力的。これは同じスペックの お米違いで 玉栄なのです。ひしゃく酒との飲み比べも楽しいと思います。

ぜひぜひぜひぜひ どうぞ。