酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

魯山人展

神開のお酒の巻と行きたいところですが、昨日は鈍くさいことを一杯しまして 最終とあるところに携帯とメモをおきわすれてしまいましたんや。

もともと鈍やのに 益々です!!!気合をいれんとあきまへん。

ちゅうことで 美術しりーず。

神開の前に ぜひぜひ行きたかった 魯山人の展覧会に京都国立博物館にいってきました。東山で降りたら 素敵な川沿いの道がありましてなんとも素敵な道を歩いていきますほんまは ルーブルのチケットをいただいてたのでそれを見行くつもりが、魯山人に惹かれてこちらへ

陶芸だけをみていてもあかん。あらゆる美しいものを見てこそ ほんまもんの美がわかる。大事なのは惚れ込むことやそうです。お酒も一緒やな。

私はとりわけ 織部の色にの字になりました。

鉄絵もすばらしい。塗もええな。

日本を代表する写真家が、菊乃井をはじめ、瓢亭、嵐山吉兆の空間で撮影した映像作品のインスタレーションも なんとも美しかったです。

もちろん 写真は撮れへんだんやけど、小川酒店に置いている器とかなり近しいように思えるのもありました。あくまで私の好みも含めてですけど。特にあっと思たんがこれです。

これも なんか相通じるものが・・・




備前は金重陶耀さんに教えを乞わはったらしいです。

大正2、3年頃。まだ福田大観と名乗っていた若かった北大路魯山人は、長浜の紙文具商にその才能を見込まれ、湖北に逗留していたころ 七本槍の12代蔵元 八郎と交流があったのやそうです。
そのとき「七本鎗」「酒猶兵」の作品を残してはりまして、美術館には「酒猶兵」があり、いかにも勢いのある豪快な作品でした。七本鎗のラベルはむっちゃ毎日みなれていますけど こうやって見るとほんまに味わいのある字やなあ。ますます 心をこめて売らせて頂こうと思いました。

ほんまに 感動の美術展でした。
小川酒店 うつわも一生懸命頑張りたいなと思います。