酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

神開 利き酒の巻

さて 利き酒です。

最初は7種類やったんやけど
藤本社長!どんどん 倉庫からもってきてくれはりまして
最終はこんなことになりました。ありがたいことです。

ここのお蔵は 酵母 7号と9号 そして お米は吟吹雪と玉栄を模索し続けてはります。
海老蔵さん曰く 7号はクラシカルで懐かしい味。そびえたつ酸!太く力強い酸やそうで、9号は偉大なるスタンダード オールマイテイの完成された普通の酒やそうです。この表現力 感心するばかりなり。

そして 昨年も大好評やった 山廃。今年の生もええ感じにはなってきていますが、まだ若干若いです。そう思いますと昨年の火入れがとてもええ感じ。藤本さん曰く 夏くらいまで生のまま冷蔵庫で囲っておいて その後火入をしはったそうです。今美味しいけど 秋になったらもっと充実しそうや。これは まだ出荷されてないのやけど、満場一致となりまして 朝市のみでデビューすることになりました。が こののち再び封印し 秋に正式に出荷しはります。

あとは ブレンド大会でした。

単品も地味やけどええ奴なんですが 1801酵母のお酒をブレンドすることで きらきら感が生まれて、ましてやこの暑い夏にはとても魅力的になるのです。

で 朝から藤本さんがブレンドしはったお酒はしたてなので まだなじんでいなかったんやけど時間がたつほどに変化していくのが面白かったです。そのなかで一番よかったのが 山田錦と吟吹雪のブレンド、安井さんやないですけど 山田吟次郎です!

これと対抗するのが 吟吹雪7号の1年もんで、これもとっても素敵やったのですが、今なら山田吟次郎やなあということで 悩んだ末決定しました。

海老蔵さんに聞いたら やっぱりこの1年もんは秋に乗るようにこっそり寝かせていた大事なお酒やそうです。秋が楽しみです。

ということで 山廃1年もん火入と 山田吟次郎(仮称)生原酒 が決定。

あとは季節柄みかん酒が素直に美味しい~と はしゃいでいたのですが、横にありました 梅酒がなんと13BY。贅沢な寝坊酒の梅酒なのです。これが 深い!こころから癒される(あひるちゃん)のです。なのでこれらも迷いましたが梅酒になりました。これも あと僅かやそうです。ちなみに苺酒は香りは素晴らしいのですが 味がまだ未完成。なので今後どんなふうに完成して出荷されるのかが楽しみです。

お忙しい中 丁寧に対応して下さり、また 隠れ酒をどんどん出してくださり 有難うございます。うちの息子と同じ名前 雄大 翔大君(読み方は違うのですが これは奇遇なのです)も 手振って愛想してくれて嬉しかったです。ありがとうございました。

朝市 がんばります!