酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

手紙での注文

先日懐かしい友人から葉書がとどきました。

愛ちゃんという娘さんが NHKのテレビに出るので見てほしいと。
内容も私がとても好きそうだからとのこと。

岩手県三陸の野田村にある山間に“手紙でしか予約ができない宿”のお話しでした。営むのは 野田村と築160年のかやぶき屋根にほれ込み移住した夫婦。筆跡や文面から送り主を想像して食事の内容を考えるなど、その人にあったもてなしをしたいから 手紙でしか予約できない宿なのやそうです。

愛ちゃんは すっかり美しい女性になってはって、その愛ちゃんにテレビで出合えたのもうれしかったし。

まさに、妹が手紙人間で、メールはほぼしいひんのです。

妹は若い頃世界を一人で旅してたこともあったので、そのご夫婦にもこれまた似ていて それも懐かしみつつ感動。

そしたら小川酒店にも これがどっかで響いたのか?珍しく手紙の注文が。知らんお名前やったので 開ける時もどきどき。

そしたら 高知県のお客さんでした。大治郎が欲しくて蔵元さんに電話しはったら 大ちゃんがうちを紹介してくれはりまして、大概メールか℡なんやけど そのお客さんは手書きの封書で届きました。

どんなひとなんやろうと想像をかきたてる味わいのある字と書かれていた文面でした。切手もすてき。

すぐに返さなあかん・・・・とはいえ 私は返信がむっちゃ遅いのですがメールやラインとはちがう 郵便屋さんが届けてくれはる 一呼吸あいてのやりとりは こころがしみじみとして嬉し。

さすがに小川酒店のお酒の注文が手紙でしかできなかったらえらいことになりますけどそれにしても たいむりーな嬉しい事件でした。

さて 今度の月曜日にご来店になります。お会いできるのが楽しみです。陶芸家の加藤さんの字もとても丁寧で人柄が現れていてよいのです。