酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

春のきき酒会 月夜のゆりかごなど

続いて 月夜のゆりかご


これも 3年目なんや。

梅雨 どきの月夜にびわ湖のフナやコイやナマズは、そろりと田んぼにやってきて産卵します。 初夏、せせらぎの郷の田んぼは魚の赤ちゃんでにぎやかです。そんな様子から名付けられたそうです。

須原はむかし水郷地帯で、ワタシらの小学生のころの遊びといえば水路の水遊び。 雨が降れば魚が田んぼに上がってくるのを子どもながらにわかっていて、それを捕まえるのが本当に楽しかった。しかし、昭和47年頃からの圃場整備と農薬で、いつしか魚は田んぼに来なくなった。昔のことを思い出して、「もういちど、あの頃の田んぼを蘇らそう!」と同志で集まったのが「魚のゆりかご水田」に取り組んだきっかけでした。
最初は、魚道を設置しても魚が上がってくるかどうか半信半疑。でもやってみたら本当に魚が田んぼに入ってきた。そして産卵し、やがて稚魚が悠々と泳ぎだした。はじめて稚魚をみたときの感動といったら!!
・・・HPより

数年前 こしひかりで 美味しいお酒を造りたいのですと ここの代表堀さんがご来店になったのが懐かしいです。

またきたいちゃんが ネーミングやら色々になやんではったのも これまた懐かしいです。

そしておなじくこしひかりでできた里山をお買い上げになったのです。

琵琶湖の生態系を守る意味でも 食育 農業遺産など・・・ほんまに意味のある活動なのです。

権座や湖風 そしてこの 月夜のゆりかご 萩乃露の里山・・・・みな 物語があって 背景とともにお酒をたのしむことができます。しかも これらは関わっている人々の骨格がしっかりしているので 始まった当初の情熱が一過性でなく じっくりゆっくり継続していて さらに熟成している所がすばらしいとおもいます。そして ええ作り手に託さはったことも成功の秘訣やな。

のみあきない 心地よい美味しいお酒。ひやした状態がよいのか 常温がよいのか悩んでいたら おけいはんがやってきまして お米の旨味を感じて頂くためには常温や・・・・なるほど・・・

他にもいろいろ 盛りだくさんのきき酒会。時間が足りませんでしたが 造っている人お客さん皆々 良い顔をしてはって 久しぶりのお顔 お馴染みのお顔にお出会いすると 思わず笑顔になりまして お酒が繋ぐご縁に感謝や。 真剣なきき酒をしたつもりではありますが 難しいもんや。どのお酒も美味しいのやけど そやけどそやけど・・・・・やな。