酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

お墓参り そして 血

御無沙汰ばっかりでもうしわけない 義母さんのところへ~そして 義父さんの命日でお墓参り。

質素にくらしてはるので どこかにお連れしたいと思うのですが 謙虚に遠慮しはるので、下手ながらお弁当をつくりました。ほんまに妹も義母さんも 贅沢しはらへん・・・・質素倹約。

爪の垢でも煎じてもまなあきまへん。

らっきょ+シーチキンのチャーハン 肉味噌 とうがんの浅漬け 鮎の炊いたん やら

上の卵の入っているのは つーじー揚げぎゅうぎゅうの変化版。西田豆腐やさんのお揚げはいかにもなんか入れて下さいと言うてるようなお揚げさん。なので卵を4つ 入れて ほんで焼くのです。この焼くという行為がまた楽しいのです。


お父さんのお墓の近くに 小川の先祖のお墓もあるのです。小川平兵衛さんとかかれていて ずんぐりむっくりしてなんか愛しいお墓なのです。新しく出来るお墓が あんまり立派なので 平兵衛さんのお墓がよけいに愛しい。大じいちゃんが醤油屋さんの番頭さんで それから暖簾分けして小川酒店ができたそうな。

で ずっと前から 脈々と受け継がれてきた血と 血はつながっていないのにこの世で出合えた有難きご縁を感じながら 暑いけどええ風が吹く中 お墓の前で手を合わせていたら なんか気持ちがすうっとしました。

このあと喜楽長さんに伺うのですが、麻優子さん 亡くなられた喜多社長のおかあさん喜久子さんによう似てはるそうですわ。36歳の若さで未亡人となり 3人の息子を育て上げ そして酒屋のことを全く知らはらへんだにもかかわらず 喜多酒造を守って来はったすごい人。DNAなんや。

喜び楽しく長く語らいながらのんでいただけるようにと命名された酒銘 喜楽長・・・水晶のようにキラキラ輝くきめ細やかなお酒をつくりたい。伝統とは革新の連続なり。良いお酒をつくり 良い人と出会い 日々是努力。その想いが 亡くなったお父さん そして喜久子さんから喜多社長に脈々と受け継がれ そして麻優子さん。時は流れてもかわらないものが ここにはありました。そして 喜楽町長訪問記へ