酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

普通のごっつおうに普通酒

いよいよ朝市も目前になりまして どきどき。
このところ普通酒大会をしていたので その残酒で楽しませてもろてます。
普通酒のお燗には ふつうのごっつおうが一番や。小魚の唐揚げに鯵の南蛮漬けに手造り干し大根の煮物

今回は熱燗OK お燗冷ましOKと言うお酒を選ばせてもろたのですが 45度くらいや冷で本領も発揮する普通酒もあったので そんなお酒の魅力もたっぷり感じさせてもらいました。ほんまに滋賀の日本酒はレベル高し美味し。

今回 100回と言うことで すたっふと色々色々悩んだ結果,原点に戻って普通酒にしようということになりまして、昔から 地元の人々に脈々と愛飲されてきた普通酒に焦点を当てました。

普通酒をちゃんと作ってはるところこそが ほんまもんのお蔵とちがうやろか?

特に滋賀のお蔵は小さいお蔵が多く オートメーション化されていないので不老泉や金亀なんぞは普通酒までが槽搾り!

普通酒はアルコールを添加するのですが、喜楽長の杜氏 家さんが添加しはるその場面に居合わせた友人は その緊張感あふれた神々しいとまで思わせる光景に出合い アル添のイメージが大きく変わったそうな。

金亀さんと笑四季さんは 淡麗辛口ブームの時に これからどういう酒質を求めていくのか悩み考えた結果が 原点のお米の旨味が活きた旨甘のお酒でした。

高槻の料亭でフロステイの徳利に冷やして出された 萩の露。蔓ききょうさんで出された不老泉 奥琵琶湖。湖里庵で熱燗で出された竹生嶋 金紋の美味しさは忘れられまへん。

振り返るといろいろな普通酒にまつわる思い出が・・・・