酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

不老泉 №91

不老泉ネタが続きます。

先程つーじー(辻一さん)から電話あり ぱんちさんの還暦の時にもろたお酒が残してあってのんだら むちゃくちゃ旨かったそうなのです。

なんのお酒やろ?と 尋ねたら 懐かしい懐かしい 山根のおやっさんのお酒№91でした。

7つのお酒をブレンドして 七色の虹のラベルを創って呑みきりに出さはったら 美味しいけどラベルあかんやんということで、悩まはった末№91
(シンプルにタンクナンバー)という名前になったお酒。

小川酒店でも むっちゃ人気を博し 最後の最後まで人気もんやったお酒でした。

酒屋をさせてもろてますと 定番で今もずっとあるお酒もありますが、今はもうない幻となった懐かしいお酒にも出逢えました。まさに№91はそんなお酒です。

あと面白かったのが 山根のおやっさんと横坂さんの違い。山根さんは 搾られたとき渋くなくて もう飲めるやんと思いきや そのあと波乱万丈の味の変化をして 7月8月・・・ものによっては10月11月くらいにようやっと落ち着いて出荷の運びになるそうで、一方横坂さんのお酒は 搾った時は渋くて それがなだらかな曲線を描く様に徐々に渋みが取れて そして山根さんより若干早めに 飲み頃を迎えるそうです。


不老泉が大好きなつーじーから 盗んだんやけど 盗み切れていないお料理。ちょっとええ牛肉を買ったので 牛肉巻巻。辻さんは ズッキーニで巻かはりますが ないので黒田農園の水菜とルッコラ。美味しい塩だけなんやけど こういうシンプルなものほど ほんまは難しいのやろな。

大きい鮭。けど シンプルに焼くと 大味でやっぱり・・・・辻さんに相談したら 塩麹につけたら?と。大当たり鮭が化けました。けど 塩麹は要注意や。焦げないように ジューシーさが残っている際際のところで火を止めなあきません。昨日は 火は止めたのに余熱でぱさぱさになってしもうたグリルは優れものやけど 特に漬けたものは要注意や。

これが今話題の つーじー特製ポテトサラダ。魚介を炒めてあって、そのエキスが美味しい! 隠し味にコンデスミルクと粒マスタードが入っているのです。

料理の修業はほぼしてはらへん辻さんやけど 不思議な料理センスとキャラを持ってはる辻さん。根強いこあ~なふぁんが仰山やはります。 また ねほりはほり聞き倒してべんきょさせてもらいまひょ。