酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

道灌 蔵見学

月が丘自治会 地酒セミナー第5回

道灌蔵見学です。お酒繋がりのMさん Uさんご夫婦もご参加くださり 丁度ええ人数です。

室のようす。几帳面な梶塚杜氏は それはそれは丁寧な仕事をしはります。
社長さん 心のこもった蔵案内をしてくれはります。このお蔵は3回目。
やけど ここまで見せてもろたのは 初めてです。
蒸しあがってからの 流れ・・・仲仕事が2時くらい 仕舞い仕事が7時とか 臨場感あふれる説明。

だき樽の湯は70度で 2℃上げては1℃下げるという微妙な温度調節をしながら ふくれになり、筋泡ができてきたら だき樽は終わりとか・・・・

草津にあった木桶屋さんがやめはるときに 貰い受けはったそうです。素晴しい日本の文化や。この文化 どんどん無くなってきているけど 剣菱では蔵内で 木桶職人の人材育成に取り組んではる。すごいです。


お初 貯蔵庫までみせてもらいました。二種の温度で 瓶貯蔵されています。5段積!お見事!



美しい庭

400年になり また今の社長で19代目となる道灌蔵。一生懸命の社長さんの誠意あふれるお話しに 皆さんとても喜んでくれはりました。

また 入口に置かれていた文をみて 道灌の灌は、水をそそぐ。流し入れる。という意味なんやなと知りました。酒造りにも 人々の暮らしにも欠かせない水。この水が大いなる琵琶湖から流れ出て 皆を潤しているのや。「水は 灌によって みちびかれ 制せられる」とありました。

続きます。