酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

酒楽会 開栓直後と 一か月経過の吞み比べ

超長く続いている酒楽会の10月の定例会がありました。

いつも私たちは大遅刻組ですが ええ会やし 行けるときには伺っています。
今回のテーマは 開栓して一か月経ったお酒と 開けたてのお酒の飲み比べ。

どのお酒でいこかと迷った結果 北島で行こうと言うことになりました。

きもと65玉栄28BY生 北島シャチョウ曰く 吞みにくいお酒。でも北島渾身のお酒で もう売り切れて無くなり うちにもラストでした。これは開けたては酸がたち 角があるのに 一か月経過のんは 角が取れてまろやか バランスもようなっている。フルーツっぽくなっている。けど 鳳凰美田の大好きな嬉しい若者や少年ボーイは苦手やて。なるほどなるほど。

そして きもと50玉栄27BY火入。これは開けたても角はすでに取れ、少年ボーイもこれ一番すきかもと。そして一か月経過のんは より一層乳酸が落ち着いてきて味もまろやかに。まったくへたれていない。

そして 一番こわかったけど へたれたんもええやろと選んだ、みずかがみ65%おりがらみ。これの開けたては かなり評価高く わかもんもフレッシュさでいうと開けたてやけど、一か月経過のんも 決してへたれておらず、甘味が増して新しい美味しさになっています。すごい!!北島さんの造りの確かさを見た感じがしました。

長谷川さんはここの超ご常連で この企画に思い切り飛びついてくれはったのです。で これらの素敵なコメントは長谷川さんより。私も同感でした。

欲をいえばきもとは お燗もしたかったなあ。そしたら経過組は より一層美味しくなのでは。

他にも作をはじめ 色々なお酒が勢揃い。

浪乃音さんの量り売りは 正直単体で飲んだ時には ちょっこし好みでなかったんやけど 砂肝を炒めバターを仕上げに入れて柚子胡椒をつけたんに むっちゃ合いました。バターも一員かな?素晴しいまりあーじゅ。

宮村さんと若吉さんの名コンビによる肴はいつも素晴らしいのです。サーモンのユッケ風 北海道の鮭のいくら チーズフォンデュ 焼き豚 出汁巻はいつもハートに 鮒ずし 最後には牛の骨から出汁をとったコムタンスープが絶品。

さっきも書きましたが うちの息子ぐらいのわかもんが沢山やはって 中にはお燗しか出さへんお店にも行ってはって これからの日本酒 明るいぞ!と嬉しくなりました。