酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

芳弥

萩乃露 芳弥のラベルが 少し前にリニューアルしました。お馴染み久里さんの デザインです。ほ~~~~~~~っ 今回も素敵や。書は、「ここ滋賀」の「滋乃味」を書いている齊藤江湖さんの書です

しぼってから2年半以上じっくりと貯蔵し、ようやく蔵出しの日と迎えるこのお酒。まろやかで 深みのある贅沢な味わいの山廃純米火入酒。

「芳弥」は福井家の高島での屋号

九里さん曰く 今回は酒や酒蔵の長い歴史で積み上げられてきたものを圧倒的・超越的なものとして扱いました。
萩乃露の土蔵から見つけてきた大昔の帳簿等の紙をスキャンして重ねたグラフィック。あとは、和紙を加工して高解像度でスキャンしたグラフィック(白い繊維状の部分)。
望遠鏡で見た銀河や、微生物の繁茂の様子を顕微鏡でみた時の、
深遠な世界を覗き見たようなグラフィックを作りました。
江湖さんとは 何度もグラフィックと書の往復しょかんを重ねて書き上げはったそうです。

バーコードは、微生物の増殖してる様子を描いてはるのやて~。
バーコードから線がたくさん出てますが、アルコール度数などの必要表示事項の後ろに「芳弥」の字が星座のようにこっそりある・・・・そういうと ほんまにこっそり隠れています。

雨垂れは 雨音やし


里山も 揺れている稲穂やし

どれも 九里わーるど

つぶらかは 残念ながら完売したのですが これもドラマが・・・

ラベルは大事やな。

ソムリエでもあり 陶芸作家でもある 九里さん 興味深いヒトです。

遊び心満載です。