酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

直 来ました!!

今年も沈丁花の蕾が膨らんでくる2月の初めに・・直がやってきました。


正直な話、こういった企画は決して珍しいものではありません。しかしそれでも、構想○年、商品化されるまでに膨大な時間と人の手が掛けられました。ラベルの文字は、家族ぐるみでお世話になっているKさんにお願いして書いていただきました。北島酒造はじまって以来とも言えるポスターや案内文もすべて私たちの手作り、手作業。お酒の仕込み、すなわち米から酒を醸すまでの大変さはもちろんですが、それを「商品」として世に送り出す大変さというものを、今回初めて私は体験いたしました。十三代目当主が以前に、娘を着飾らせて嫁に出すような気分、と言っていたのも頷ける気がいたします。この「直」は十四代目が中心となって、嫁入りの日に向け、現在も進められています。
 
 蔵見学へ来られた方がこのしぼりたての酒を口に含んだ瞬間の笑顔。
それこそが、永く酒造りに携わってきた者にとって最高の一瞬とのこと。蔵まで足を運んでいただかなくとも、少しでも多くの方にこの美味しさを直(ちょく)に味わっていただくことが出来ないか・・・その熱い思いが、今ようやく実を結ぼうとしています。どうかどうか、この「直」が、皆様の笑顔の種となりますよう、そしてこれがきっかけとなり、皆様と素敵なご縁を結ぶことができますよう、心から願ってやみません。

と 2004年に奥様のともさんが 綴っておられます。

うちは 今年はいつもより 多い注文をいただいておりますが 毎年ようけめにもらいまして ほぼ 1年を通して売らせて頂きます。

年の瀬が これまた美味しいのです。

ほんで 例の冷蔵庫から ちょっこし去年の直が出てきました。

よかったら 吞み比べもお楽しみくださいませ。

今年はちょっとデザインも変わっています。
いつも帯がとれてしまっていたんやけど 今年はちゃんと糊でとめられているので有難い。