酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

他谷昌子さん

他谷昌子さんは 妹とも 上原酒造さんとも 深い長~~いお付き合い。

また 今回のながらの座座で期待”の池島さんが、ハッピー太郎をオープンするにあたり 背中をおしてくれはったのが昌子さんなのやそうで。

何度かお会いはしていますけど ちゃんと深く知りたく 初めてハーブの家のワークショップに参加しました。

ハーブの家は テレビで放映されたり HPにあるようなイメージとは違いましたが(とにかく 仰山の人!) 子供達も自然に沢山いて 前泊してはった親子もやはって また 仰山のひとやのに 昌子さんはパニックになるでもなく ごく自然にゆるゆると でも大事なことをちゃんとつたえてくれはりました。

また 昌子さん一人では対応しきれへん状況の中やけど、すたっふ?の方々やお客さんが 自然に教えてくれはったりして これも昌子さんのお人柄。  

蔵にいって そこの空気を吸いはれと言われたように ハーブの家にいってそこの柔らかな空気を吸って 他谷昌子さんというひとが腑に落ちました。行って良かった・・・・

クリスマスローズ見っけ


石南花


木々をようく見ると 美しい新芽が


言葉を持たず目に見えない微生物 そして その土地の風土が作り出す醗酵。

季節によって、火の通し方を変えたり、美味しくなるそのトキを見極めたり 発酵の分解力を生かして、消火に優しく身体に負担をかけない方法で、旬の食材を美味しくお料理してはる昌子さん。

手を加えすぎず シンプルな方法で・・・・そして 美味しくなるそのトキを見極めること。

昌子さんが大事にしてはるのは お料理している過程で、食材との境界線がなくなり一つになる「美味しいの向こうがわ」

旨味が増し 後を引く美味しさ。


これらの言葉は 昌子さんのHPから 引用したものやけど。まさに日本酒と合い重なりました。

同時並行されていた味噌作りも 使われる水は不老泉の川端の水。味噌の上にかぶせる酒粕も不老泉の天秤搾り粕。深く太く繋がっていました。

池島さんから 是非他谷さんともっと繋がって~と言うてもろてたので、ほんまにほんまに 行って良かったです。

麹 醗酵 ものすごく深い世界やけど でも 私はあんまり難しく考えずに 目に見えないけど 聞こえてくる声に耳を澄まして お酒もお料理もちょっとづつ 美味しいの向こう側・・・を 感じていけたらなあと思いました。

北島さんがよう言わはる 一歩奥の美味しさも同じことなやろな。あ・・・ここの文もよかった。