酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

FUROUSEN

今日は久しぶりに不老泉のシャチョウ!!績さんがご来店。

面白い話を聞きました。

酸っちゅうのは 年月が経過すると共に微妙に少なくなってきていて 逆にそれがアミノ酸=旨味に変わって行くのやそうです。

績さんの考えとしては ひやおろしも初しぼりも それぞれに最適な出すタイミングの時期があるはずなので そういのんをわかって酒蔵も酒屋もお酒をお嫁に出してほしいとか。

今は亡きおやっさんが自ら育て、そのお米と野菜と一緒にお蔵入りしてはった想い出のこもった高嶺錦は 今は高島で育てて 不老泉の赤ラベルとよしのぼりのならではのお酒になって引き継がれているのやて。

今はほぼ三社くらいしか使われていない 何かと話題性の多い県酵母 これはおそろしく醗酵力の強い酵母なので、気いつけんとどんどん醗酵して スカスカの味にもなりがち。できるだけ 抑えて抑えて旨味をだしていく独特の操作が必要やそうです。

さてさて 今年は 績さんが社長にならはりまして。さらに 新しく横坂杜氏をむかえ また麹室を新しくして 江戸時代のようなお便所も新しくなり 不老泉は色々ないみで節目を迎えます。

妹と二人でちょっこしへんちくりんやけど とても味わいのある績さんのお話しやぐちや諸々話しを久しぶりにゆっくり聞いて、ますますこのお蔵や造っている人々やお酒が好きになりました。

きっと今年は 人や室を変えはったのでそれぞれの癖になじむまで試練の年になるかと思いますが きっと大丈夫大丈夫やと確信しました!!!!心より応援し ええ方向に進んでいかはることと祈っています!

そして今不老泉のお酒は どれも飲みごろ!惜しまれた24BYの雄町ですが 25BYが出てまいりまして、その評判がすこぶるよいのであります。つーじーなんぞは 25の方が断然ええ!というてはりますし これから益々美味しくなること間違いなしです。

さてさて 今度の朝市は期待の不老泉どす。績さんも超お忙しい中 おいでくださいます。