酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

酒うらら

酒うららの道ちゃんは ただものでありませぬ。

その日も朝から 上原酒造に蒸を見に行って来はりました。蒸だけをはるばる見に行く人はなかなかやはりません。

ご自分でお酒を6年も造ってはるからこそ。

不老泉は木桶の甑。木の熱伝導率は鉄に比べて300分の1しかないため、熱が偏ることなく、均一に蒸し上がるのやそうです。で 鉄とかやと 甑肌がねちょねちょするのやけど 木桶は木の持つ力でねちょねちょせえへんそうです。

フェイスブックの道ちゃんの記録を読むと 益々道ちゃんがお酒の神様に思えてきます。

さて Mさんの会では 道チャンのお酒講座も行われました。

生はなく すべて火入、しかも 少し寝かせてあり 度数も13とか15とか・・・

少年ボーイがお燗をつけると 道チャンの評価。20代の若者がやったと言うお燗ですね。若々しくてよいのやけれど もう一息 温度を揚げて お酒のもつポテンシャルを引き出せたら またええと。

56歳のおっともお燗をつけました。道前先生に呑んでもらうと 良いですね。でもこの温度より ちょっと下がったあたり もっといいと思いますと。ちゃんと健全醗酵したお酒は 結構上げても大丈夫。単一ではない 様々な表情を見せてくれるはず。私らは 温度計をついつい使うけど 温度計はいらないと。そこで直ちゃん。僕は体温計を使います。こよなく お酒を愛していますから…やて。おもろすぎ。

あと 急激に上げたお燗と ゆっくり上げたお燗野のみ比べもおもしろかったです。むっちゃ びみょーなんですけど やはりゆっくり上げたほうが まろやかに思えました。
お燗道 お酒道は 深いし永いし・・・・けど 愉し。あっというまの3時間でした。