七本鎗から木ノ環という木桶を使ったお酒がでました。
20年も前から蔵に残る古い木を修繕して使いたいとの想いがあったのやけど、それは叶わず、結局新樽にて長年の夢が実現したのでした。
そして今はまっさらな新樽ですが、これからこの木桶に色々な菌や作り手の想いが住み着いていくのやと思うとしみじみ感動を覚えます。
樽の底板には「古に増え、未来を拓く」と墨書き。
そして名づけられた名前は木ノ環。
環には かつてこの木桶が味噌醤油に循環をしていたこと
そして、新しい価値やものが生まれてくる時代だからこそ、伝統文化に触れて価値を見直し、次世代へ環(めぐ)らせて行きたいとの想いから。
稲や木のイメージから辛子色の素敵な色。
物語は大事大事。
味わいはとても柔らか。ぬる燗にしても美味しいです。七本鎗としてはすこ~しふくよかな甘味を感じます。ええお酒です。がこれはあっという間に終売。さて次は生酛の木桶仕込みが3日に出ます。お楽しみに。
今日は姉御の命日。あの世に行かはっても 姉御の想いは循環しています。そして 強い根っこになって、木々は大きく育っています。