酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

5年目の七本鎗の生酛造り

冨田さんから待ってましたのお知らせが来ました。

昨年より始まった木桶ですが、生酛は今後すべて木桶やそうです。素晴らしい!!

とてもとても素敵な文でしたので、そのまま引用させていただきました。

 

木桶の生酛の発売です!今年は1800mlも販売。

今年も生酛は少しゆっくりめに発酵させ、より長いもろみ日数としました。
それでもしっかりと最後まで発酵するのが生酛の力強さです。味わいは生酛ならではのコクに、木桶によるほのかな木のニュアンスが加わり、味の凝縮感のある生酛らしい仕上がりですが、キレのよさが特徴です。
木桶は外側から冷却することができず、鉄の筒に氷を入れ替えしながら醪の温度調整をしていきます。手間暇はとてもかかりますが、冷却マットではなく、氷という溶けていく自然なものを使うことにより、醪の元気さなどをダイレクトに感じることが出来るのは利点の一つだと思います。何でも温度設定でやってしまう事が増える世の中ですが、人間の調節するという能力を研ぎ澄ますことも大切にしたいです。
毎回仕込みで発見のある生酛、今後も生酛造りを深化させて、味わいやふくらみがあるが抜け感の良いキレのある酒を狙い、がんばります。
少し通常より甘味はありますが、搾りたての生酛もぜひ味わって頂きたく思います。

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センスあふれる七本鎗のラベルたち。

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そして木桶の生酛はこの木の環を基調にした白地やそうです。楽しみです!