酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

浪乃音 朝市お酒選び

さてさてもう一本。

テトテの第二弾、渡船バージョン、火入れの1801の香り系。流石4年間福島で修行した充也くん、切れも良いし火入れをきちっとすることで、上手に造ってはる。

福島では産業が日本酒しかないくらいの勢いなので、何かと設備投資や日本酒学校などが充実してて、火入れして急冷ということが、徹底されているそうです。

滋賀では純米吟醸以上のお酒については、急冷されますが、それ以外はタンク火入なので火入れされた後3日くらいかけてゆっくり冷ますやり方が主流。

充也くんはそれが嫌なのやそうです。なので、このテトテに関しては、いつもより人数を増やして、しっかりと急冷することに力を注がはったのでした。

それがお酒に感じられます。このお酒も、限定流通限定販売なので、レア酒になります。

 

充也君曰く、福島天明では、ものすごい沢山の種類を作ってはって、でも蔵元杜氏である鈴木さんは、全国を飛び回ってはるのです。が、きちんとマニュアル化をしているので、7人くらいの蔵人でも、天明の沢山の種類のお酒がちゃんと醸されます。充也君がこちらに帰ってきてからは、山廃と速醸のブレンド酒もできたそうです。

 

そして滋賀に帰ってきた充也君の感想は、浪乃音は職人やなあ。勘所をとても大事にしていると感じましたとのこと。

なるほどなるほど。

これで3本が決まりましたが、樽ちゃん 超辛口もええなあとのこと。

確かにどれも美味しかったけど、この辛口も旨い!4種にするか、レア酒がうりきれたあとに控えとして用意しておくか、ちょっと考えることになりました。

お忙しい中、良いお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

 

いよっ 樽ちゃんと充也君