酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

神亀の伊藤さん

神亀の伊藤さんご来店。

懐かしい。

アメリカ帰りで、これからるみ子さんの蔵で蔵人にならはるそのタイミングでたまたまるみ子さんのお蔵でお出会いしました。

そのあと神亀にいかはりました。

今は麹担当。

ここのお蔵は、酵母は9号でお米もシンプル。

決め手は熟成・・究極の食中酒。

-10度で7年から9年熟成させるお酒もあるそうです。

今回定番のお酒ももってきてくれはったので、お酒を利きました。

定番のお酒でさえも2年以上の熟成を経てさらに古酒もブレンド。まさに滋賀酒の生酛山廃のお酒に通じはしますが、神亀独特の美しい熟成感がこれまた魅力。私としては、北島の奥行のある生酛‥‥・わかりにくいし華やかさはみじんもないけど 奥に入ってわかるお酒に近いイメージ。

酒の特徴は旨みとコクがあるのやけど、さらりとしているという、究極の食中酒で、料理と酒自身も引き立てています。燗酒で、その旨みと酸味を味わいながら、今宵も長芋と山椒の実&味噌の焼いたん、つやこブルー、マグロのたたき、濃厚なやみつき梨だれのソースをかけた生春巻き、アボカドチーズとかと合わせました。むっちゃ合います!料理とともに楽しむお酒です。お燗は中途半端よりも熱燗がええ。そしてちょっと温度が下がったあたりもええ。

ええお酒でした。

伊藤さん ありがとうございました。

このあとこれまた懐かしい、若水の作ちゃんのところへ行かはりました。