酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

湖国と文化 

今回の冬号の撮影をもって、湖国と文化 旬香酒問 とても残念ですが終わることになりました。
三宅編集長さんから
できるだけ続けたいと思っていましたし、直さんとも「来年、旬の食材が一年組み立てられたら続けたい」とお伝えして、快諾をいただいていたのですが、その旬の食材組み立てが難しいためです。
 
滋賀ならではの旬の食材を、旬の走りにその現場を取材して、旬の号にお伝えするという、なかなかハードルの高い企画でありました。
その中で、気候変動が激しくて、お天気が無茶苦茶になり、どんどん旬がずれ込む中で、発行に間にあうように「現場取材のだんどりを組む」見通しがたたなくなっていました。なんとか続けたいと、来年1年分のラインアップを考え、それがいつどこで手に入り、どこを取材できるか、今年の状況を調べて検討してきましたが、継続は難しいと判断しました。

私もとても良い勉強をさせていただきましたし、お酒知っているつもりやったのに、実はわかっていなかったこと、新しい気づきも沢山ありました。

また撮影会での料理 文化 歴史 郷土 お酒・・・・の会話は私にとっては宝物でもありました。

 

今回最終章は鴨しゃぶ鍋と鴨おこわ。
直君が前もって気合いを入れてもってきてくれました。
私も最後と思うとより一層、お酒選びに悩みます。
そして直君と選んだのが大治郎純米大吟醸と多賀神田のお酒。
造っている人を想い、選びました。

今回の感動は出汁でした。冷も勿論美味しいのですが、あんまりこの出汁がお酒に合いすぎて、お酒もお燗にしてあわせると笑うくらい美味しいのです。

勿論鴨もどっちものお酒にむっちゃ合いました。

 

蓮根やキノコそしておこわなど盛りだくさんの鴨おこわは、神田の水かがみのお酒によりそいます。

牛蒡もええしごとしています。

さあ、当日の撮影会も楽しみです。