酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

樽コメ

今回のお酒選びは、お母ちゃんの訃報により、「愉快な仲間たち」オンリーで 委ねさせて頂きました。

樽ちゃんからの貴重なコメントです。

皆さん ありがとうございます。

窓から立派な松の枝ぶりが見える、2階の会議室には、福井社長が「朝市の傾向と対策」を考慮して厳選された6本のお酒が。

 

・R4BY 赤ラベル 山田錦×吟吹雪 火入れ

・R4BY 純米吟醸 山田錦

・R4BY 純米吟醸 渡船6号

・R4BY 純米大吟醸あらばしり 山田錦×吟吹雪

・R4BY 十水仕込 特別純米 雨垂れしずり雪 山田錦×吟吹雪

・R3BY 十水仕込 純米吟醸直汲み 福のしずく 山田錦×吟吹雪

 

 

萩乃露の安定感と質の高さは分かっているし、「これならすぐに決まるでしょ~」と、楽勝モードでお酒選びに臨んだ我々でしたが…

 

「これはとても分かりやすく美味しい!」「コスパもいい」と「純米大吟醸あらばしり」が一番人気で選出されたところまでは良かったのですが、ここからが茨の道の始まりでした。

 

「やっぱり十水といえば、この濃厚な甘味っすよね!」

「このにごりも美味しい、酒と瓶の色合いもすごくイイ感じ~」

「でもにごりと十水は、味の傾向としては同じだし」

「渡船も少し温度が上がったら、また印象が変わってきた!」

「辛口の酒が欲しい人向けに、渡船もあった方が」

「でも火入れのあのコも、地味やけどすごくいいコやねんけど」

「えー、ほな火入れをもっかい利かせてー」

 

…てな感じで、2本目3本目がなかなか決まらず、議論が紛糾。

福井社長のご意見を伺ったりもしつつ、「この3本はどう?」「いやこっちの組合せの方が…」と堂々めぐり。

 

苦しまぎれに目先を変えて、「芳弥とか、生酛系なんかを入れたらどうですかね?」と口走ると、「もっとややこしくなるでしょ」と社長。ごもっとも…。

 

しまいには、普段大人しいスタッフSさんから、「じゃあいっそ、あらばしりをナシにして、この3本とかは?」と、チャブ台返し的な発言も飛び出し、事態は更にカオスへと…(汗)

 

結局選びきれず、候補のお酒を4本提示して、最終判断は小川酒店に委ねることとなりました。

どんなラインナップになるか、どうぞお楽しみに~!

 

そしていつも以上に試飲して、ご機嫌さんで帰還した、「愉快な仲間たち」でした。チャンチャン♪