酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

加夢居の新年会

加夢居の新年会がありました。

安藤さんご夫妻 萩乃露のリーダーもご参加。

加夢居の和さんも むっち熱心にお酒を語ってくれはります。

こういう関係・・・・嬉しいし 酒屋冥利につきます。

お客さんからのお酒も うちからお嫁に行ったお酒も いろいろいろいろ ちょっとづつのませて頂けるのが むちゃ有難く勉強になります。

ちょっと微妙かな…と思っていたお酒も 安藤さんが茄子のお料理にあいますよと。

ほんまに合います~~単体でおっけーなお酒はいわずもがな。

そうではないお酒を 素敵に工夫してステージに立っていただくのが 飲食店 酒屋のひとつの役割なのやな。

また 同じお酒でも ほんの5分時間が経つとまた違っててくるのがおもしろく。

飯米の限界を想いながらも 意外に強くたくましい飯米のお酒にであったりと 模索中

ワインの大御所がご常連さん。ワインよりも確実に日本酒の方が複雑やと。

どっちもすごい世界やけど そうなんや。

美味しいお料理と 加夢居の愛しい常連さんと一緒に良い時間を過ごさせて頂きました。今年も 滋賀酒 ゆるゆると がんばりま~~~~~す。

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大津絵から、猫と鼠 ええな~~ 

ル グラン パンシャン

このところ 妹のワイン勉強熱が益々高まり ワインのお客さんが多いのです。

妹が帰った後は えらいこっちゃ!でラインの電話でお客さんとやり取りすること多し。

が 新年を迎え 今年は私もちょっとワイン頑張ろ~と思います。

で 妹が飲みやとくれたワインが ものすご美味しかったので。

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フランスのアシェット社が出版するワインガイドブックで 審査員が一目ぼれしたワインには クード クールというハートマークが付けられまして、評価の高さの証。

このワインはそれが付けられています。

1977年植樹のシラー。複雑な香りがあり味わいも凝縮していて 柔らかくしっかりとしたタンニン。空に浮かぶ雲が描かれていて とってもバランスが取れていて美味し。

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今晩のご馳走は ライスコロッケ。

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濃厚なソースをかけたら よりいっそうワインに合いました。

ワイン さらに価格幅も広く エリアも果てしなく広い。一歩づつやな・・・

天孫神社に朝市祈願

税務署に朝市の期限付免許の申請にいったかえりに 天孫神社にお参りお参り

f:id:ogawa-sakeshop:20200110084908j:plainお正月の天孫神社は いつもよりいっそう凛としてきもちええ。

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何度もきているのに こんな所に狛犬がいることを発見。神社本殿のまえは一匹やったんやな。同じところやのに 行くたびに違う景色をみせてくれます。

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今月は笑四季。2年前のあまから手帖 関西発3人のチャレンジャー杜氏の中にあっくんが載ってはって 読み返しました。

赤字やった蔵を見事 V字回復させはったんは ほんまに凄い。

異端と呼ばれてもいい。香りと甘みの笑四季でオンリーワンを目指します。ぶれずに本来目指していた酒造りを徹底します!とありました。

ほんまにあっくん、 勉強熱心で むっちゃ真面目にお酒を造ってはる。

 

あっと驚く香りで わっと仰け反る甘みのある だけどまた呑みたくなる 案外真っ当な笑四季。この文章奥が深い。

 

今日の連ドラでも 信楽の土にこだわってはったのを そのこだわりを壊そうや 壊しながら前に進んで行こうやときみちゃんが言うてはった。まさに あっくんも 二年前は滋賀県産米にこだわってはったんやけど これを壊してたとえば三重県産県産もありと。ちょうど シンクロ!

 

13日は 気合を入れて また わくわくしながら笑四季に行ってきます。そして 六角さんの呑み鉄をちょっとしてこうと思います。

忍者 おりがらみ

にんにん・・・・瀬古酒造の上野さんがご来店。

昨日書いた 若林さんにほんま 雰囲気がようにてはります。

そして 限定おりがらみの忍者を もってきてくれはりました。

ドライ!です!美味しいです!

懐かしい 若水の作ちゃんが昔 お店をしはるずっと前に、よう来てくれてはって その際若い新酒を 私の目の前で逆さにしてぐるんぐるん回して ほんで再び呑むと びっくりするくらい丸くなったのを覚えていまして 私もやってみました。

ぐるぐるも良いのですが、瓶の上を持ってそこを起点に回す方が・・・つまり 遠心力で混ぜるほうが 優しい味わいになると聞いたので そうしてみました。そしたらほ~~~~っ!角が取れてまろやかになりました。

忍者も小川酒店で すっかり定着し、にんにんの人柄と共に人気商品になりました。忍者は 滋賀酒をむちゃ応援してくれてはる三日月知事さんも よう買ってくれはります。

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若林広幸さん

三輪山登山でお世話になったカナさんがボスと呼んでいた方は 若林さん。

カナさんはボスの若林建築設計事務所のひと。

あの電車ラピートをデザインしたひとやということは 聞いていたのですが 後で調べたら ほんまに凄いひとやった。受賞歴も数知れず。もともとたち吉にやはったんや。

で 建築とともに プロダクトデザインもしてはる。

やのに ご一緒させてもろてる時 物腰柔かで その凄さを微塵もみせはらへん。ワンカップ大関とあっつあつのたこ焼きを ふわふわ美味しそうに食べてはった。

そして とても温かなオーラがあり ちょっと瀬古酒造のにんにんみたい。後連ドラのイッセー尾形演じるふか先生みたいにも思えます。

まさに能ある鷹は爪を隠す

実るほど首を垂れる稲穂かな ・・・・のひと。

この齢になって 今まで色々なご縁をいただき ほんまに沢山のひとにお会いできて ありがたいけど 残りの人生は 少ないひとと深くじっくり付き合っていきたいと思てました。が、 今回の御参拝の旅でご一緒した初めてお会いする人達を想うと まだまだ素敵なひとがいっぱいやはるのやな。また ひとだけではなく、知らない土地 食べ物 お酒 いっぱいあるのやなと。

肩ひじ張らず こんな出会いを楽しんで ゆるゆると生きていきたいと思います。

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地元疏水の風景。これもええな。四季折々美し。

みどりの村の畑

最後のお正月休みは 畑へ!この一本の木が植わっているところは 車塚古墳になっていて 宮内庁の管轄なのやて。そしてこの周りが私たちのみどりの村になります。

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し~~~んとしています。

やっぱり気持ちええ。地に足を付けてと年賀状に書かせて頂きましたが まさにその地の力を感じ癒されるのがこの畑。神社に居る時と なんか重なるのです。車塚古墳やしやろか?

f:id:ogawa-sakeshop:20200107085255j:plain暮れは間引きする時間が無く 間引きの大根も蕪も結構大きくなっていました。

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蕪は5つくらい混みこみになっているのもありまして、窮屈やったやろな。

そやのに どの蕪もちゃんとまあるい綺麗な形をしているのが何か不思議。これを抜く時がまた 快感なのです。大根や日野菜は先っぽが切れてしまったりしますが 蕪は大丈夫。簡単に抜けます。

菊芋もどっさり。葱も今夜のすき焼き用にげっと。

畑は帰ってからの作業がこれまた大変で 酒屋の仕事も仰山残っているのに 何してんのやろと思たりもしますが、土を落として 新聞紙に包んで 畑のものですとお酒と一緒に送らせて頂く喜びはひとしおです。

いろいろ断舎利を考えている昨今ですが この畑は一生やめられまへん。

 

 

三輪山のお土産

 

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母も八三歳。 三輪のおばあちゃんのように 元気いっぱい 現役で長生きしてや。

三輪山お参りのお土産お土産

西酒造 三諸杉 雄町。

 

酒の神さんが鎮まる三輪山の麓にあるお蔵。

神酒=みきと読みますけど 昔はミワと読まれていたそうです。そして昔の人は神様のこともミワと呼んでいたのやて。

 

お酒の横にあるのが 酒造りの神さまが宿る霊験あらたかな御神水。美味しい!。浄水器の水と比べると 全然違います。やわらかで むっちゃピュア―で美しい水。

三諸杉のお酒は 井戸から湧き出るこの水で作られるので よりいっそう美味しいのやな。お酒は生詰やのに まるで生のようにフレッシュで バランスが取れています。

そして 大きな生姜二〇〇円 そうめんの耳一〇〇円。

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上のは畑の野菜やけど 下の大きな牛蒡もお土産 一〇〇円!

三輪は安くて美味しいとこや。