酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

思わぬ大津の旅

夫の仕事の関係で(ちょっと頼まれて・・・)「芭蕉の足跡を訪ねて・・黛まどかと行く俳句の旅」に。夫と旅行なんてしたことないのでなんかちょっと緊張。その上俳句なんて私らはまるで素人なのでますます緊張。マニアの人はやはるんやなあ。香川県三重県から一人でおいでになる方も。季語とか難しいことはわからへんけど、でも地元の石山寺・義仲寺・浮御堂・三井寺をゆっくりと旅人気分で味わえて満足。石山寺から堅田へはなんとインターラーケンの船で・・・まさにマザーレイク。赤ちゃんのおなかにいるみたいな安らかな気持ちになったと言ってはる人もやはった。美しいまどかさんとも一緒に歩くことなんかできて「良い所にお住まいですね。私も大好きでよく訪ねるのですよ」とおっしゃる。灯台もと暗し。ほんまにええとこに住んでいるんやなあ。松尾芭蕉は1000句ほど詠んだ句のうちなんと100足らずを大津で詠んではる。故郷のように愛してくれてはったそうな。まどかさん曰く、紅葉がまだであっても俳句の世界ではそれをまたうす紅葉といって愛でる。ちょっと頭の薄くなってきたTさんが「わしの頭見るなよ~」と何度もおっしゃってたのがぷっと笑えてイッチャン心に残った。この季語・・うす紅葉・・・一生忘れへんわ。