酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

サライ・・・・

朝市のことでちょっと相談にいった市役所前の喫茶サライ。細く長いお付き合いで数年ぶりのご訪問。いつも思うんやけど、やっぱり私好みのええ雰囲気。私の知っている喫茶店の中ではだんとつ一番好き。古いものがめっちゃセンス良く活かされている。孫の代までのめだかがいつも泳いでいて・・・小川酒店と同じく爪楊枝が3本刺されたアボガドがテーブルのあちこちに置かれている。ここのマスター坂本竜馬織田信長が好き。安土ということばが特に好きなんだそう。そしてレオナルドダビンチのなんともあじのある絵がはってある。そして今日感動したのは、曳山のちまきと烏瓜がさりげなく飾ってあるそのコーナー。ええ感じや・・・。マスターとママさんの持って生まれた感性なんやろうな。レトロな椅子も、タバコのヤニやらここで交わされたいろんな会話で、味わい深く時を刻んでいる壁紙も私は好き。そんなマスターから朝市のこともいっぱいヒントをもらった。今、イタリアンでもなくアジアンでもなくフレンチでもなくやと。新しい奇をてらったものに振りまわされず、日本の・・・大津のええもんを大事に大事にやっていたらええと教えてもらった。大津はほんまにええとこ。織田信長松尾芭蕉やいろんな歴史を飾った人々が愛したこの町の食を文化と一緒に伝えて行ったらよい。・・伝え方や表現の仕方を工夫して行ったらええんやと。なるほどそうや。マスターありがとう。窓辺もええ。京阪電車がこのすぐ裏をゴトンゴトンと通っている。