酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

じゃ~ん

ぱくりがまさんの新作入荷を機に小川酒店の陶器コーナーをリフォーム。


なくなったおばあちゃんの大事に使ってはった
お針箱や箪笥を倉庫から出してきた。


これは障害者の人の作品。
牧場で働いてはる人なので
それぞれの動物が生き生きしていて私は大好き。







なんと引き出しのひとつは後ろに隠し引き出しがついている!
昔の人はこんな粋な遊び心でもの造りをしてはったんやなあ。

おばあちゃんのお針箱のなかにはぎっしり針やボタンが入っていた。おばあちゃんは縫いもんが大好きやった。小さい頃は私とおばあちゃんは離れにすんでいて、おばあちゃんは窓辺にすわっていつも針仕事をしてはった。そしてええ風が吹いては「 極楽のあまり風や」ととても気持ちよさそうな顔で微笑んでははったことが今も懐かしく想いだされる。

そんなおばあちゃんのものが今蘇った。
まるでビフォー&アフターの世界や。
ちょっとうるっときたりもする


引き出しにはシールがついた後があった。誰がつけたんやろ。おばあちゃんやろか・・・私らやろか・・・・指の腹でぐにゅぐにゅしたら綺麗に取れた。懐かしい空気が流れる・・・