京都国立近代美術館に日本画家小林古径展を見に行く。
蹴上からの路も情緒溢れる・・・
券を頂いて今日までという事で行ったこの展覧会・・・
正直あんまり期待してはいなかった。
ところがどっこい・・・久しぶりに鳥肌が立つ感動を覚えた。
この頃洋画よりも日本画にとても惹かれる。日本酒にはまらせてもろたお陰やろか・・・・日本酒も日本画も世界に誇れる素晴らしい文化やと思う。
小倉遊亀さんの絵を彷彿させる美しい線。余計な要素をぎりぎりまでそぎ落としていきながら、根源的な姿をひたむきに追い求めた絵には凛とした気品が漂う。古径は日本画が本来もっている特質に深く根ざしながらにも、近代という新しい時代にふさわしい日本画を創造し続けはった人。
恥ずかしながら名前も知らなかった日本画家 古径さん に亡くなって数十年にして恋心。
特に見事な孔雀の絵にはまるで根っこが生えたみたいにその場から離れられなくなって立ちすくんでしまった。
感動した私は絵葉書を記念に買い求めたけど、帰りの電車で眺めていると実物の絵とは雲泥の差。やっぱりほんまもんって凄いんやと思った。古径の美しい色・線を脳裏にしっかり焼付けとこ・・・
これは葉書・・実物はほんまにほんまにもっとすごいんや