酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

泡汁

来月の朝市のお酒を決めに姉御と辻さんとYさんと上原酒造さんへ。

うふふ・・・・やっぱりおいしいわ。ここのは山廃つくりで培ったこの底力で、速醸までが驚きのレベルや。ますます評判の高いそま天はやっぱり味わい深く、燗をすると満面の笑みがこぼれる。そして中ぐみの速醸の一年もんが思わぬ掘り出しもん。この味質なら万人にも受け入れられる。どちらも酵母は10号酵母の小川酵母。これもご縁や・・ということで今回の朝市はこれで決まりや。
パンチさんもきっと納得やで~

玉栄の木桶。雄町。生原酒。亀亀覇。にごり原酒。木桶の初しぼり・・・・・不老泉のラインナップは増えるばかりなり。

いつもあったかいお母さんが、今日は一年もんの麹から作った甘酒をごちそうしてくれはる。じ~んと美味しい。帰り際にはますます希少価値となる泡汁にする泡を頂く。今ほとんどの蔵では泡掃除が楽なのと、効率がええので泡なし酵母を使っているのに、この蔵は時代に逆行。

木桶・天秤絞り・泡あり・・・目には見えない・・・数字にはでない何かわからへんけどええもんが、ここには蔵つき酵母と共に住み付いているで。


扱いも大変な木桶・・でもじわりじわりと木香がにじみ出てくる。(これは前の写真。ひげ面さんが木桶を掃除している様子)

ご一緒した辻さん。不老泉のイメージが変わったわと。これはやっぱり蔵に行って蔵の空気を吸って蔵人と話をして美味しいもんをよばれて、・・・でなんか雲のように実体はつかめへんのやけど・・・・何ともいえないその魅力に取り付かれてしまうのはなんでやろう。

績専務、めっちゃお忙しい中、快くお付き合いいただきましてほんまに有難うございました。