酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

三浦敬三さん

新聞によると山田錦大吟醸で仕込んだ食パン1000円が大好評なんやて・・・

みないろいろ工夫してはるんやなあ。でもでも・・・すんません。小さな酒屋さんから言わせるとやっぱりお酒はお酒として飲みたいなあ・・・というのが正直な気持ち。そまの天狗のように目新しい挑戦が結局ロングランになるということもあるし、新たなことに挑戦することに異論はないんやけど・・・・このパンが10年後も人々に愛され続けて行ったらほんまもんやな。とにかく長い目でものは育っていくもんやと思うんや。

 先日101歳で永眠しはった日本スキー界の草分けの一人三浦敬三さんも、101歳の少年という本の中で、「私の人生のなかに冒険はない。すべては積み重ねなのです。一歩ずつ歩をかさねることでかならず頂上にたどり着くことが出来るのです。」とひたすら謙虚に語ってはる。座右の銘も「探求一筋」大好きなスキーを追い求めた三浦さんは、きっと天国でも滑ってはるのやろうな。

私もいろいろ工夫したり考えながらも、お酒屋さんとして三浦さんのような謙虚でひたむきな気持ちで、大事なものを一歩ずつ一歩ずつ探求していきたいなと思います。

今吉田酒造さんの蔵ではうちの人気商品、雪花や花嵐の仕込が佳境に入っています。で、日記を読むとなんか楽しゅうなってきます。こんな発信をしてくれはる吉田専務もええかんじや・・・と思っていたところへ、今日はたて続けに竹生島ご指名のお客さん。これもご縁やな