酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

料理人えみちゃん

東レのお酒の会の打ち合わせがあった。東レの人もええ感じ・・・あひるちゃんと料理人えみちゃんの頼りになる二人も勇気百倍。ええ会になりそうや・・・・  
打ち合わせの後いろいろ話していたら話が尽きひん。

出張料理人えみちゃんのタイ料理は本場仕込み。タイの人は口が肥えていて、なんと浮浪者もまずいものは食べはらへんそうなああおかし。

えみちゃんのおうちでは、パンも果物などの自家酵母を使ってじっくりゆっくり発酵ささはる。ので、えみちゃんの家ではいつも何かが発酵しているそうな。で、そんなおいしいもんは強いのでへたらへん腐さらへん・・・って。

心に残った言葉。滋賀では新鮮そのものの海鮮食材を手に入れることは難しい。無農薬有機もええけど、そういうわけにはいかないことも多々ある。でもえみちゃんの想いとしてはその素材を最大限に活かすこと。塩も純粋海塩がもちろんおいしいけど、安いNaclのお塩も使い方で生きる。味のアクセントにしたいときは、混ざりけのない塩もきりっとまた生きてくる事だってある。要はどのように活かすか・・・また味醂にこってみたら、思いがけずお料理の味わいが美味しくなるという話にも惹かれた。出張料理のときのお酒を小川酒店に買いに来てくれはる。その時面白いのは、求める味に遊び心を加えてあえてずらせる粋・・みたいなことをえみちゃんはよくいわはる。器の使い方も、思い切り盛り付けにくそうな、でも魅力のある緊張感みなぎる器に盛り付けるときのあの喜びがたまりませぶんと。日本を飛び出して異国で暮らしたえみちゃんやからこそがなせる技かも。

あひるちゃんもえみちゃんもめっちゃ文化の話にも造詣が深い・・ので二人の話を聞いているとうっとりしてしまう。遣隋使や山上憶良も出てくる出てくる。

3人とも、大津を走る路面電車とその風景が大好き!沿線のええとこやええお店を上げていって・・ほんで山崎まさよしを何とか口説き落として、彼の歌をバックに京阪沿線を舞台にした映画を作ろうよというところまで話が発展した。およよ・・・・

いつかえみちゃんの手料理で酔醸会のイベントして欲しいな。
ええお仲間が増えたっ

なんか盛りだくさんで、おなか一杯の時間やった