酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

三宝院

以前ブログでも紹介したのですが、脱サラをして庭師になられたお客さんがおられ、美しい桜の季節に是非来てください・・とのことで今日はその方のやはる三宝院へ行ってきました。

世界文化遺産にも登録されている見事な三宝院・・・・美しい庭を見渡すと・・やはったやはったFさん発見!でもあまりに一所懸命庭仕事をしてはるので声をかけ辛かったんですが、でもやっぱり思い切って声をかけると,満面の笑顔出迎えてくださいました。この広大な庭を全部任されているそうで、大変なお仕事ですが・・・こんな素晴らしいお庭を任されていることに誇りを持って,本当に生き生き仕事をしておられる様子でした。前よりますます若返られ、お肌も艶々。私まで嬉しくなりました。

素晴らしいこの庭は、四季折々いろんな表情を見せてくれるそうです。しかも観光客が足を踏み入れることの出来ないあちらこちらの所から見る庭は、場所によってもそれぞれの表情を見せてくれてどれもが絶景で、月夜の美しい日なぞは、仕事の時間を過ぎてもひとりで残って美しい月夜に照らされる庭園を愛でていることもあるそうです。Fさんはもともと絵を志してはって、今も絵を描かれている方なのでこの庭は日々変化する生きている芸術作品なんやろうな。

庭師の仕事はそこはかとなく広く、段々と苔の性質やもろもろもわかってくるようになり日々勉強させてもらっています・・・と。尽きることの無い庭仕事に疲れ果て、嫌々されている方も中にはやはると思いますが、Fさんは本当に楽しそうです。この庭が可愛くてしょうがない様子でした。

これからもずっとお元気でがんばって下さいね。私もお酒屋さんとしてFさんのように、誇りを持って楽しく仕事をしていきたいと思いました。次回は紅葉の美しいときに是非に・・・・とポケットからチョコレートを出してくださいました。・・・・・・ありがとうございました。