酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

鎮守の森の木

昨日はもっと奥山の尾根道を歩くつもりだったんですが、予想どおりの大雨なので、飯高さんのお気に入りの樹齢を重ねた木に会いに行って来ました。

彦神社の1000年杉をはじめ、二本の木がひとつになった夫婦の杉。廃校になった所にたくましく生き続けているタブの木。春になると一面椿の花絨毯になるというそれは見事な椿の群生。凛とした欅の木。どれも100年200年という年輪を感じさせる拝みたくなるような崇高な木でした。らせん状に茶色に光っている杉の皮は、雨露にぬれてまるで美しい馬の背中のようでした。根っこも思わず触りたくなります。

木もすばらしいですが、昔から鎮守の森といわれているように、こういう神社に一歩足を踏み入れるだけで 宇宙みたいな不思議な気持ちになります。昔からある神社は、磁場が違うとか言われますが特に雨上がりの神社はいっそうしっとりとして、ほんまにそやなあと思いました。しあわせな時間でした。