酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

10月の浜大津こだわり朝市

台風で大雨の中になることかと危惧された今回の朝市でしたが、姉御とその御娘とその彼ポンのものすごいパワーのおかげ?晴れ渡る青空になりました。

今回のお酒は富田酒造。低温熟成生原酒14号酵母・吟吹雪一年火入れ・特別純米 1701酵母 火入れ原酒。
ぱんちさん曰く14号はこてこての関西の落語・1701は江戸落語・・ほな吟吹雪は?・・・・名古屋あたりかなあ・・やて。さすが

予想通り、私らはこてこての関西人なので、低温で1年熟成させた14号の生原酒がだんとつ人気でした。

でもそれぞれに三種三様の味わいがあり、どれも一本ずつとおっしゃるお客様・そして1701酵母を特に気にいってくださるお客様もおられました。

でも残念ながら、燗はどれもいまいち・・・燗付けのプロぱんちさんがしてもあかんかったのでした。これは意外な展開でした。

そしてそして最後にまた意外な展開が・・・今回のお馴染みのこてこて好きのお客さんからは余り人気の無かった1701酵母が、忘れもしない・・・11時を過ぎたそのころ「今、これうまいわ!」と。ほんまに美味しい!このときはだんとつ人気やった14号よりも美味しいと感じたのでした。空気に触れてまろやかになったのと、あの11時のときの常温の温度帯にこのお酒がまさにぴったりかんかんとなったんやと思われます。・・というかそうとしか思われません。マジックにかかったような、不思議な出来事でした。

お着物のイヌガオさんは台風の目がいっぱい並んだお着物姿で。きたいちゃんも稲刈りが台風のため中止になったと、めちゃええお天気やのに駆けつけてくださいました。いつもの嬉しいお馴染み様・そして今回初めてお越しになったべっぴんさん∞の学芸員さんこれからもご贔屓に・・・・みなみなさまありがとうございました。

来月から暮れに向けては、わが酔醸会が誇れる自信作をどんどん紹介させていただきます。こうご期待くださいませ!