酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

大いなる渡り

ちょっと感動の文に出会いました。

大いなる渡り

雁(がん)は個々では数キロ以上飛ぶことができないのに、網隊を組むことによって、驚くべき知恵が備わり数百キロ以上飛ぶことができるようになるそうです。
「長い渡りの旅をするためにはみんなで群れをつくり逆V字の形になって飛ぶ。右側の列には大人や若鳥など生きていく力の強い者たちが並び、左の列には子供たちや年老いた者など生きていく力の弱い者たちが並ぶ。雨や強い風の時には右の列の鳥たちが壁となって弱い者たちを守りながら飛ぶんだ。弱い者たちの列を守りながら飛ぶというのは大変だと思うだろうが、不思議なことに、弱い者の列がなければ渡りは成功しない。強い者たちだけで飛び続けることは難しいんだ。自分を信じ、仲間を信じて、みんなで支え合って群れの心がひとつなった時、大いなる翼となって南の国への渡りが叶うのだよ」と。
 すなわち思いを同じくするグループによる密集状態が出来上がると、想像もできないような超常的な力を持つ真の翼が誕生するのです。我が我が・・というエゴを取り去った時、群れの心が生まれるのですが、だからといって個が埋没することは無く、ますます個の力が素晴しい形で発揮できる状態なのです。そしてこういった能力はすでに人類の遺伝子の中に組み込まれていて、あとは出てくるだけの状態にあるのです。

「すべてを超える翼」サンマーク出版  ルイス A タータグリア を参考に

今の滋賀の蔵元さんを思い浮かべました。
エゴの枠を取り去ることで、皆が切磋琢磨しあって
より個性のある美味しいお酒が生まれて行くのやな。
酒屋さんもおなじやな。もっともっと繋がって行きたいな。

ちゅうことで酒部のバーでおで会いした山岡酒店さんがひさごさんとコラボで
お花見をしはります。おもしろそう・・・おいしそう・・・